平成27年1月17日(土)  目次へ  前回に戻る

 

温暖斎です。黒潮に乗って北東に進んできました。だいぶん水温が低くなってきたところに島があるが・・・ここは?

そしてなにものだ? あの坊主は?

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坊主は漢詩を作っておりました。

舟路行三里、  舟路 行くこと三里、

漁農半百家。  漁・農 半百の家。

舟で十二キロぐらい航行して、ここに着きましたんじゃ。

小さい島ですが、漁家と農家、約五十戸の家がありますな。

満村何所見、  満村 何の見るところぞ、

爛漫水仙花。  爛漫たり 水仙花。

 村いっぱいに、何があったとお思いか?

いまをさかりの水仙の花であったのじゃ。

坊主の名は島地黙雷(しまじ・もくらい、1838〜1911)、周防国に生まれ、幕末〜近代、廃仏毀釈や明治の教法改革の波を乗り越えた希代の傑僧である(浄土真宗本願寺派)。岩倉使節団にも参加したので有名でっちゅ。

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「日本名勝詩選」巻三より。さて、この島はなんという島でしょうか? もしかしてセンター試験に出てるカモ知れないので今日は答えを留保し、明日までの宿題にいたちまーちゅ。

 

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