←旅ゆく両生類を見かけたら吉兆!かも。
今日はひどい失敗もした。疲れた。・・・なのに週末まであと二日もあるのである。
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六朝時代の記録によれば、四川・成都に「義鼠」(友情に篤いネズミ)というものがいたそうである。
すがたかたちは普通のネズミとほとんど変わりが無いのであるが、
短尾毎行遞相咬尾、三五為群。
短尾にして、つねに行くに遞(たが)いに尾を相咬みて、三五群を為せり。
シッポが短い。そして、いつも行動するときには、三匹から五匹ぐらいで一塊になって、おたがいのシッポをくわえて移動するのである。
おそらく円形につながってぐるぐる回りながら、全体として移動していくのでしょう。
驚之則散。
これを驚かすにすなわち散ず。
びっくりさせるとバラバラになる。
バラバラになって逃げて行くそうです。
なかなか愉快ですよ。
このネズミ、単に愉快というだけでなく、
俗云、見之者当有吉兆。
俗に云うに、これを見る者はまさに吉兆有るべし、と。
土地のひとびとによれば「この義鼠を見かけたら、いいことが必ずある」というのであった。
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南朝宋・劉敬叔「異苑」巻三より。
見るだけでいいことがあるのなら、おいらもこのネズミを見たいものである。・・・いや、見た、ということにしてしまおう。そうやって明日に何かの希望がある、と思い込まなければ、今日は悔恨と屈辱で眠ることさえできないであろうゆえに。むにゃむにゃ。
来たり見よ、シオンの娘、
わが心は荒れ果てて
汝(な)がふるさとの都のごとし。 (佐藤春夫「心の廃墟」)