平成26年1月22日(水)  目次へ  前回に戻る

 

最近、遠近両用メガネにしてはいるのですが、老眼の進行が速いみたいで、近くを見るときはメガネをはずさぬとならぬ。まあ、一度に両方できないだけで、メガネをかけて遠くを見、メガネを外して近くが見えるなら、問題ないといえば問題ない。

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人生にはいろんな時がありましてな。

明月之夜、可遠視不可近書。霧露之朝、可近書不可遠視。

明月の夜は遠視すべきも近書すべからず。霧露の朝は近書すべきも遠視すべからず。

月の明るい夜は、遠いところのものがよく見えるが、手もとで字を書くのは困難である。

霧がかかり露の降りた朝は、手もとで字を書くことはよくできるが、遠いところのものを見るのは困難である。

どんなこともうまくできそうな時期は短いものですから、できることを積み重ねていくしかございません。

また、

人才性亦如是、各有不同也。

人の才性もまたかくの如く、おのおの同じからざる有るなり。

ひとの才能や性格というのも同様で、みなそれぞれに違っているのである。

よいところも悪いところもあるので、みんながみんな同じようにできる、ということは無いのでございます。

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清・ツ敬「大雲山房雑記」巻一より。まあ、何でもできるとはいかなくても、何かができれば問題ない・・・と思います。

ツ敬は「一代博洽、工文の士」とうたわれ、「大雲山房文稿」が世に行われるが、ほかに「古今冠服図説」「雑記」などの著書があった。「雑記」はほとんど逸したが、残っていた二巻分だけが同治十二年(1863)に刊行された。人生や社会、あるいは読書した古典についての感想を記すほか、船舶税や門神の起源、博奕禁止の歴史などについて記述し、その考証は「精深明碻」(くわしく、深く、明確で確か)である、と評される。

なお、今日は飲み会。職場の打ち上げ。怒号も飛び交う元気な飲み会であった。何とか終わったので、まあ、問題ない・・・と思います。

 

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