しごと関係、地雷、複数個がバクハツ!
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言葉にするのも困難な、はるかなむかしのこと。
有国王、喜食人肉。
国王有り、人肉を食らうを喜ぶ。
人間の肉を好んでお食べになる王さまがおったのじゃ。
この王さま、料理人たちにみことのりして曰く、
汝等夜行、密采人来、以供厨。
汝ら夜行して密かに人を采(と)り来たり、以て厨に供えよ。
「おまえたちは夜中に出かけて、ひそかに人を攫ってきて、わしのために料理せよ」
と。
「ははー」
とはじめはひそかに人を攫ってきて、食っていたのですが、やがてほかの臣下たちの知るところとなった。
臣下らは相談しあい、
共斥逐、捐于界外、更求良賢以為国王。
ともに斥け逐い、界外に捐(す)て、さらに良賢を求めて以て国王と為す。
みなでこの食人王を排斥し、さいはての曠野に棄てた。その上で国内から善良で賢いひとを探し出して、新しい王さまにした。
棄てられた食人王には、帰ってこれないように体に傷がつけられた(おそらく足を斬られたのであろう)。
―――苦しい。憎い。許せぬ・・・。
彼は、不自由な身を憤怒と憎悪に震わせるうちに、やがてその容貌も変化して、おそろしい夜叉の形となり、また
身生両翅。
身に両翅を生ず。
からだには一揃えの羽が生えたのであった。
―――苦しい。憎い。許せぬ・・・。
もはや人としての姿も失うて、王(食人王)は曠野にあり、時折その羽を広げて遠く人の棲む国に出かけ、人を攫うて食っていた。
・・・そうして十三年の時が流れた―――
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と。ここで中断。後漢・失訳(←訳者不明、の意)「雑譬喩経」より。
明日早いのでもう寝ます。明日、無事会社から帰ってきたら続きを話しましょうぞ。しかしもう帰ってこないかも・・・。苦しい・・・。なぜシゴトなんかでこんなに苦しい思いをせねばならないのであろうか・・・。