昨日おとおり。辛かった。からだはツラいが体重が増える。どうなっているのかというぐらいこの一か月で増えた。
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今日はしごとでヘリに乗る。別にコワくなかった。もうどうせなら肉体は墜ちて、魂だけで鳥になってしまっても・・・。
―――なるんですよ、それが。
唐の大和年間、鄭という貴族の子弟が山西の隰州に赴任した際、
与郡官畋於野。
郡官と野に畋(かり)す。
地元の役人たちと郊外で狩猟を行ったことがあった。
「鷹狩」である。
このとき、鷹が一羽の巨大な鳥を捕まえた。この巨鳥、
色蒼、高五尺余。
色蒼く、高さ五尺余なり。
色は青黒く、背丈が1.5m以上もある。
「見たことの無い鳥よのう」
生、将命解而視之、忽無所見。
生、まさに解かんことを命じてこれを視んとするに、忽ちにして見るところ無し。
鄭は、その鳥をよく見ようと思い、タカから引き離させるよう鷹匠に命じようとしたが、その鳥はいつの間にか見えなくなってしまっていた。
「不思議なことよのう」
そのあたりの里の民に
「これこれこのような鳥を見たが、このあたりではよく見かけるものなのか?」
と訊ねてみると、人民こたえて曰く、
「それは煞(サツ)でございます」
と。
「サツ?」
人民こたえて曰く、
里中有人、死且数日。卜人言、今日煞当去。
里中ひとあり、死してまさに数日。卜人言う、今日、煞まさに去るべし、と。
「この村で死んだ者がおります。今日で死んでから数日、うらないをする者が言うには、「今日あたり、サツが出るころであろう」と・・・」
「なんじゃなんじゃ? それが鳥? たわけたこと申すな」
村人たちは「それでは実物を見ていただいた方がよかろう」と申し上げ、死者の出た家に鄭を案内した。
その家に入ってみると、奥の部屋に新しい棺が置いてあったが、暗い部屋に目が馴れてくると、
有巨鳥色蒼、自柩中出。
巨鳥の色蒼き有りて、柩中より出づ。
色の青黒い大きな鳥が、棺から出て、その上にぼんやりと止まっているのが見えた。
家人曰く、
君之所獲果是乎。
君の獲るところ果たしてこれならんか。
「だんなの鷹が捕まえたのは、この鳥でございましょう?」
と。
さて、
俗伝人之死、凡数日、当有禽自柩中而飛者。
俗に伝う、人の死するや、およそ数日にして、まさに禽の柩中よりして飛ぶ者有り、と。
一般に、人間が死んでだいたい数日経つと、棺の中から鳥が出てきて飛ぶものだ、と言われている。
しかし、このように巨大なものだ、というのは珍しいことである。
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唐・張讀「宣室志」補遺より。○んだら鳥になるみたいです。それならいいか・・・
御陵を作ったところ、
於是化八尋白智鳥翔天而向濱飛行。
是(ここ)に八尋(やひろ)の白智鳥(しろちとり)に化(な)り、天に翔りて、浜に向かひ飛び行(い)でます。
そのとき、八尋(15メートルぐらい?)もある巨大な白鳥となって、空に飛び上がり、海辺に向かって飛んで行った。
というヤマトタケルさま(「古事記」中巻・景行天皇章)みたいに。
ちなみに本日未明、宮古島でカナシバリに・・・。