平成25年4月20日(土)  目次へ  前回に戻る

 

昨日おとおり。辛かった。からだはツラいが体重が増える。どうなっているのかというぐらいこの一か月で増えた。

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今日はしごとでヘリに乗る。別にコワくなかった。もうどうせなら肉体は墜ちて、魂だけで鳥になってしまっても・・・。

―――なるんですよ、それが。

唐の大和年間、鄭という貴族の子弟が山西の隰州に赴任した際、

与郡官畋於野。

郡官と野に畋(かり)す。

地元の役人たちと郊外で狩猟を行ったことがあった。

「鷹狩」である。

このとき、鷹が一羽の巨大な鳥を捕まえた。この巨鳥、

色蒼、高五尺余。

色蒼く、高さ五尺余なり。

色は青黒く、背丈が1.5m以上もある。

「見たことの無い鳥よのう」

生、将命解而視之、忽無所見。

生、まさに解かんことを命じてこれを視んとするに、忽ちにして見るところ無し。

鄭は、その鳥をよく見ようと思い、タカから引き離させるよう鷹匠に命じようとしたが、その鳥はいつの間にか見えなくなってしまっていた。

「不思議なことよのう」

そのあたりの里の民に

「これこれこのような鳥を見たが、このあたりではよく見かけるものなのか?」

と訊ねてみると、人民こたえて曰く、

「それは(サツ)でございます」

と。

「サツ?」

人民こたえて曰く、

里中有人、死且数日。卜人言、今日煞当去。

里中ひとあり、死してまさに数日。卜人言う、今日、煞まさに去るべし、と。

「この村で死んだ者がおります。今日で死んでから数日、うらないをする者が言うには、「今日あたり、サツが出るころであろう」と・・・」

「なんじゃなんじゃ? それが鳥? たわけたこと申すな」

村人たちは「それでは実物を見ていただいた方がよかろう」と申し上げ、死者の出た家に鄭を案内した。

その家に入ってみると、奥の部屋に新しい棺が置いてあったが、暗い部屋に目が馴れてくると、

有巨鳥色蒼、自柩中出。

巨鳥の色蒼き有りて、柩中より出づ。

色の青黒い大きな鳥が、棺から出て、その上にぼんやりと止まっているのが見えた。

家人曰く、

君之所獲果是乎。

君の獲るところ果たしてこれならんか。

「だんなの鷹が捕まえたのは、この鳥でございましょう?」

と。

さて、

俗伝人之死、凡数日、当有禽自柩中而飛者。

俗に伝う、人の死するや、およそ数日にして、まさに禽の柩中よりして飛ぶ者有り、と。

一般に、人間が死んでだいたい数日経つと、棺の中から鳥が出てきて飛ぶものだ、と言われている。

しかし、このように巨大なものだ、というのは珍しいことである。

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唐・張讀「宣室志」補遺より。○んだら鳥になるみたいです。それならいいか・・・

御陵を作ったところ、

於是化八尋白智鳥翔天而向濱飛行。

是(ここ)に八尋(やひろ)の白智鳥(しろちとり)に化(な)り、天に翔りて、浜に向かひ飛び行(い)でます。

そのとき、八尋(15メートルぐらい?)もある巨大な白鳥となって、空に飛び上がり、海辺に向かって飛んで行った。

というヤマトタケルさま(「古事記」中巻・景行天皇章)みたいに。

ちなみに本日未明、宮古島でカナシバリに・・・。

 

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