平成25年1月30日(水)  目次へ  前回に戻る

 

ヤギ汁からほぼ回復しました。みなさんも気をつけてね。

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春日聞鶯(春日、ウグイスを聞く)

花影上春窗、   花影は春窗に上り、

已知風日美。   すでに風日の美なるを知る。

鶯児妬夢鳴。   鶯児は夢を妬みて鳴く。

聴尽衾裯裏。   聴き尽くす衾裯の裏(うち)。

 花のすがたが春の窓から覗き、

 風も陽光もやわらかくなったのがわかった。

 ウグイスが、いつまで「夢の世界」にいるんだい?と鳴いている。

 わしは布団にくるまったまま、やつが鳴きやむまで聞いていた。

明治三十七年(1904)十一月二十四日に示寂した希有庵・南隠全愚禅師の遺詩である。「夢の世界」がこちら側のことなんでしょう。ちょうど日露戦争をやっているころですね。

禅師は次のようにも言うておったそうだ。

・・・平生理屈を言う者に限つて、死地に追い込まれると、弱音を吐く。智慧があつてあせつたところで、時が来ぬと解決出来ぬ。徳川三百年の永続も家康の慈悲を本とした政治による。古人の言葉に「其の源深からざれば、其の流遠からず」と。(「将来の宗教」)

徳川三百年云々は別としまして、「焦ったところで時が来ないと解決できない」のは了解しました。イエッサー。

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禅文化研究所の「新版 明治の禅匠」(平成21年刊)p143から引用しました。体力弱っているので、今日も短め。

さて、ヤギ汁からようやく回復してまいりましたが、明日は表のシゴトでかなりの死地に追い込まれることになりそうです。しかし明日中には解決はできないと思いますよー。

 

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