平成24年7月20日(金)  目次へ  前回に戻る

 

よ、四日連続で、コドモの行ってはいけない飲み屋さんに行ったので、体力切れ・・・。

・・・・・・・・・・・・・・

歓送くださった方、ありがとうございました。毎日見てくださったら、火曜日からだんだん「弱ってくる」肝冷斎が観察できたことでございましょう。これは単に飲み疲れのみならず、みなさまとお別れする日が徐々に逼り、うつうつ物質が多く出てまいったこと、もあるのでございますよ。わは、わははははー。

とりあえず今日はみなさまの歓送に対して、お返しする言葉を。

遠従南斗外、  遠く南斗の外より、

遥仰列星文。  遥かに列星の文を仰ぐ。

 わしは遠く、南斗星よりまだ南の地域から

 はるかに空に輝く(みなさんのような)星々のすがたを見つめているばかり。

・・・わはははー。

唐・蘇味道「使嶺南聞崔馬二御使竝拝台郎」※(「唐詩選」所収)より。

嶺南に使いし、崔・馬二御使の竝(なら)びに台郎に拝せらるを聞く。

→南嶺山脈より南の広東に左遷されておりましたときに、友人の崔くんと馬くん、二人の監察御使が二人とも尚書省の郎中に栄転したことを聞いて、作りました。

・・・・・・・・・・・・・・

なおこの句、

独憐南斗外、  ひとり憐れむ、南斗の外に

空望列星文。  空しく列星の文を望むを。

 自分でかわいそうになりますわい、南斗星よりまだ南の地域で

 すべもなく空に輝く(みなさんのような)星々のすがたを見つめているのですからのう。

とする本もあるというが、少しは感情を抑えた上の形の方がずっといい、と思うので上の形を採用しておく。

・・・・・・・・・・・・・・

とりあえずみなさんありがとうございました。

 

表紙へ  次へ