月曜日です。もう疲れた。こんなに疲れやすいのには、何か理由があるのかも知れんね。
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斃れる前に、長生きする方法を書いておきますね。
六朝の詩人・応璩に次のような語あり。
・・・むかしむかし、馬車で旅行くひとがあったとさ。
向こうの畑に三人のじじい(「三叟」)がいた。
このじじいども、それぞれ年ごろは百歳以上、
みなぴんぴんとして、重い犂を引いて畑を耕している。
旅人は馬車を止めて三人じじいに訊いたとさ。
―――どうやってこんな長寿を得たのだね?
上叟前致詞。 上叟前(すす)みて詞を致す。
ひとりめのじじいが進み出て、言いました。
@
室内姫粗醜。 室内の姫、粗醜なり。
うちは女房がしこめのおかげ。
次のじじいが進み出て、言いました。
A
量腹節所受。 腹を量りて受くるところを節す。
自分の食べられる量に合わせて、戴けるものを戴いてきたおかげ。
三番目のじじいが進み出て、言いました。
B
暮臥不覆首。 暮れに臥するに首を覆わず。
夜寝るときに首まで覆う夜着がなかったおかげ。
おお。なるほどのう。
要哉三叟言、 要なるかな、三叟の言、
所以能長久。 よく長く久しきゆえんなり。
大事なことじゃぞ、三人じじいの言うことは。
長く久しく生きてきた、その理由がよくわかる。
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なるほどのう。これは大事なことばかりじゃ。
この「三人じじい」のお話は、幼いころに叔父から教えてもらって、それ以来ずっと近年(宋代)の小説の類だと思っていたところ、「類要」という本を読んでいたら、あに図らんや六朝の詩に拠るものであることを知ったので、ここに記しておく―――と「野客叢書」巻二十八に引かれてあった。
・・・コドモの読者にもわかりまちゅように、確認しておきまーちゅ。
@ 男女の交わりが過ぎると命を縮めることになるが、うちのやつがひどい顔だったので過ぎることがなく、長生きできた、ということのようである。
A 腹は八分目にし、余計なものは蓄えない、ということなのでありましょう。確かにそれは心身によいであろうと思われます。
B 首を覆うと健康に悪いらしい。呼吸か何かに影響があるのであろうか。よくわからないけど大事なことなのであろう。
真似してみてくだちゃーい。