平成24年4月14日(土)  目次へ  前回に戻る

 

昨日は頭痛+歓送会で頭がバクハツして痛く、更新できませんでした。今日も頭痛が痛いところを見るとどうも先週、出張先で雨に降られた日に風邪かなんかもらってきたのではないかと思われます。やっぱり前泊つけないと体がもたないのかねー。

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後漢の献帝のとき、詔して大知識人の蔡邕に、このころ起こった異常現象(「災異」)について、それが何の前兆であるか、下問のことがあった。

邕は心力を尽くしてこれに回答したということであるが、

其志今亡。

その志、今は亡し。

その記録は現在伝わっておりません。

そうです。ただ、下問された項目だけは蔡邕が記録を遺しているので明らかになっております。

@   虹蜺 (虹蜺あり)・・・・虹が出たこと。

A   白衣入徳陽門 (白衣の徳陽門に入る)・・・・白い服を着た謎の人が徳陽門から宮中に入り込んだが、その後どこに行ったか不明なこと。

B   雌鶏化雄(雌鷄、雄と化す) ・・・・メンドリがオスに変化したこと。

C日食地動、風雨不時、疾癘流行、迅風折樹。

(日食せられ地動き、風雨時ならず、疾癘流行し、迅風樹を折る。)

・・・・日食があったこと、地震があったこと、風・雨が暦どおりでないこと、伝染性の病気が流行していること、強い風が吹いて木が折れたこと。

D   星辰錯謬 (星辰錯誤す) ・・・・星座があちらこちらへ乱れて動いていること。

E   蝗蟲冬出 (蝗蟲冬に出づ) ・・・・イナゴが冬だというのに発生したこと。

F 平城門武庫屋壊 (平城門の武庫の屋壊す) ・・・・宮城内の平城門付近の武器庫が原因無く崩壊したこと。

蔡邕はすべて別々に回答をしたためて、黒い袋に入れて上奏したという。

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当時のひとに何が災異と考えられていたのか、という例になっていてオモシロかったので、抜き出してみた(宋・王勉夫「野客叢書」巻八による)。

回答になんと書いてあったのか現在ではわからないということですが、とりあえず

「おまえも考えてみろ」

といわれて回答案を考えてみます。

@   につきましてはあまり気にしてはいけません。

A   警備をきちんとしてね。

B   につきましてもあまり気にしてはいけません。

C   及び E はほんとに心配ですね。

F   単に古くなっていただけでは、と思われます。気をつけてくださいね。

しかし、Dはもうどうしようもない感じ。世界は滅ぶでありましょう。

 

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