円高はもはやみぞうゆうの状態になってきましたなあ。みぞうゆうのひとはリーマンショックのときに頑張ったけど、今のひとたちは「手をこまねいている」ように見えるのですが、ほんとにこんな状態でいいのかな。かなわぬまでもなりふりかまわぬ抵抗を示さないと、今の当路者たちは子子孫孫から悪罵され、秦檜夫婦のように唾吐きかけられ続けることにならないのかな。
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一年始有一年春。 一年始めて有り 一年の春。
百歳曾無百歳人。 百歳かつて無し 百歳の人。
能向花前幾回酔。 よく花前に向かいて幾回か酔わん。
十千沽酒莫辞貧。 十千 酒を沽(か)い、貧を辞するなかれ。
一年の最初にはいつもその年の春が来るけれど、
百年の間一度も百歳の人に会うことはない。
咲く花を前にして酒を呑むことができるのは、一生にいったい何回ほどであろうか。
されば一斗一万銭(10×1000)の美酒を買おうではないか。―――カネが無いとて逃げることなかれ。
円高になると、一斗1万円が7500円ぐらいになるかな? 花見酒の経済、なんて言っていたころが懐かしいです。
なお、ゲンダイでは100歳のひとには人生に一二度は会えるかも知れないですね。「唐詩選」巻八・崔敏童「城東の荘に宴す」より。