福島ですごいシーベルトが出ているとか・・・。
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みんないろんな悪いのがたまっているのです。このあたりできれいにならないといかん。
まずはおまえさんじゃ。面の皮の上にさらに厚かましさがたまって、どす黒くなっておるぞ。ああ危うい、危うい。
面上掃開十層甲、眉目才無可憎。
面上、十層の甲を掃開して、眉目わずかに憎むべき無し。
顔の上から、十層に重なったかちかちの皮を剥き去れば、やっと顔つきも憎たらしくなくなるだろう。
その化粧も、じゃ。
ココロの目から見れば、化粧でごまかすことなどできぬのじゃぞ。
さて、そちらのおまえさんは、どうしてそんなに詰まらないことばかりいうのじゃ? 誰かの受け売り以外のことをしゃべってみなさい。
―――ほらほら、また受け売りじゃ。言葉を吐き出す胸の中に、どこかで聞いた「耳触りのいいこと」ばかりがたまってしまっているのだ。
胸中滌去数斗塵、語言方覚有味。
胸中、数斗の塵を滌去して、語言まさに味わいあるを覚ゆ。
胸の中には、数斗(50リットルぐらい?)もごみ・ちりがたまっているので、これを洗い去れば、出てくる言葉も味わい深くなるだろう。
特に○ジテレビ見過ぎてるとごみの溜まりも早いぞ。
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「小窗幽記」巻八より。今日は高校生に話をする機会があったので、こういう話をしてみたかったが、社会科見学で先生もついてきていたのでがまんしました。
・・・というのは本当にあったことのはずがありません。わしはもう門を閉ざして三か月、誰とも会っていないはずなのですから・・・。
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