やっぱり写真ダメでしたね。・・・まあ何をやってもダメ、なんですからこれだけうまく行くはずはないですわなあ。
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今日も明日も仕事です。眠い。しようがないので、今日は「幽夢影」より、「十恨」。のうち五恨までを挙げてみます。
一恨:書嚢易蛀。(書嚢(しょのう)、蛀(むしく)いしやすし。)
第一に残念なことは、書物を包む函はむしくいしやすい、ということだ。
蛀(シュ)は「キクイムシ」。書物はすばらしいものですが、一方でムシに食われてしまうことがある。すばらしいモノの中に一点の残念なことがあるのを、「恨」といっているようです。
二恨:夏夜有蚊。(夏夜に蚊あり。)
第二に残念なことは、(昼間の暑熱もおさまった)夏の夜は(清々しいものだが)、蚊がうるさくてかなわぬ、ということだ。
これでは戸外で安らうことができぬというのである。
三恨:月台易漏。(月台、漏しやすし。)
第三に残念なことは、月見に楼上にあると、時の流れが速すぎる、ということだ。
「漏」(ロウ)はもと水時計のことで、それが数える時間の流れも指します。
四恨:菊葉多焦。(菊葉には焦多し。)
第四に残念なことは、菊の葉には焦げくさいにおいがする、ということだ。
あんまり感じたことありませんでしたが、そういうものらしい。焦げくさいにおいは雅致をさまたげるものなのであろう。
五恨:松多大蟻。(松に大蟻多し。)
第五に残念なことは、松の木にはよく大きなアリがうじゃうじゃしている、ということである。
個人的には、アリは飛ばないのでそんなにキライでも無いのですが、うじょうじょいるといやですね。
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以下、第六以降は明日にします。
真恨:事業煩心。(事業の心を煩わす。)
まことに残念なことは、おもてのシゴトがあることである。