平成23年3月27日(日)  目次へ  前回に戻る

 

更新してないのはサボっているのではなくて、ちゃんと働いているからなのですな。

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今日もちゃんと働いていきたので、おのれの内心的には更新しなくてもいいのですが、更新します。

紫震殿よく化ものゝ出るところ

手のこんだ化ものゝ出るしゝん殿

いずれも「誹風柳多留」四篇(明和六年(1769))より。

「紫宸殿」を「紫震殿」と書くのは菅原道真がカミナリになって落ちてきたのを利かせているのでしょうが、源三位頼政のヌエ退治(平家物語)、鳥羽院の玉藻の前(いわゆる九尾のキツネ、今昔物語)、隠岐次郎の怪鳥退治(太平記)など多くのバケモノが現れた場所である。このうちヌエは頭はサル、尾はヘビ、手足はトラ、鳴き声は一般の「鵺鳥」のようであった、というのであるから、ずいぶんと手が込んでいたものだ、というのが下の方の句である。

ゲンダイにおいて、いにしへの紫宸殿に当たるのはかんて・・・・・

 

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