平成22年8月22日(日) 目次へ 前回に戻る
昨夜はリアルで、ベッドの前で月光を看ておりました。赤城山中の赤城温泉のひなびた宿でございます。同宿は李太白であった。
標高高く、月の光が地上の霜かと思うぐらい涼しかったのでございました。
山月―――李太白は、蛾眉山で見た半輪の月を思い出したのであろう、
牀前看月光。 牀前に月光を看る。
疑是地上霜。 疑うらくはこれ地上の霜か、と。
ベッドのあしもとに月の光がさしていた。
これは地上の霜ではないかと疑うたほど、白かった。
と歌うて、窗の外を見上げた。
挙頭望山月。 頭を挙げて山月を望む。
振り仰いでは山の端の月を見上げたのだ。
李太白はそのあと、
低頭思故郷。 頭を低(た)れて故郷を思う。
あたまを垂れてふるさとのことを思うた。
わけですが、この肝冷斎めは同じように山の端の月を見て、何を思っていたであろうか。
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今日も、変なところに行っていて、今さっきやっと帰ってきたところです。眠いし、明日の仕事に差し支えある。もう寝ます。