平成21年 6月27日(土)  目次へ  昨日に戻る

唐・司馬承禎「天地宮府図」U―36

金華山(浙江・婺州) 金華洞元天

●高さは千丈である。長山ともいい、また北山ともいう。

●頂上には二つの嶺があり、それぞれ金盆嶺、玉壷嶺という。玉壷嶺から落ちた水は山の南と北に分かれて流れ、金盆から落ちた水は赤松澗に流る。赤松澗の右が赤松山で、そこに知者寺がある。

●山の北に流れた水は鹿田を通る。鹿田は玉女仙女が鹿を駆って田を耕したところである。さらに下ると雙龍外洞であり、龍や蝦蟇の姿を認めることができる。

 

目次へ  次へ