今日は昔の仲間と飲み会でした。気持ちいいのでもう寝ます。
席上では、
@関東八州沃饒而四塞、可拠以覇天下。
関東八州は沃饒にして四塞し、拠れば以て天下に覇たるべし。
関東の八国は沃野で豊饒であり、四方は山や海で他の地域から隔絶されている。ここを本拠とすれば、天下に覇を唱えることができようぞ。
A取一州誅、取八州亦誅。誅一耳。顧公安所決。
一州を取るも誅せられ、八州を取るもまた誅せらる。誅せらること一なるのみ。顧(おも)うに公いずくにか決する所ぞ。
下総一国を攻め取ってしまった以上、死罪は免れまい。関東の八国をすべて攻め取ってしまったとしてもどうせ死罪は免れまい。どちらでも死罪ならば、おまえさまは、どちらになさるつもりかな。
B同登比叡山、俯瞰皇城、曰、壮哉。大丈夫不当宅此邪。
ともに比叡山に登り、皇城を俯瞰して、曰く、「壮なるかな。大丈夫、ここに宅(お)らざるべけんや」と。
一緒に比叡山に登って、京都を見下ろしながら、
「立派なものではないか。わしらのようなすぐれた者が、この街にいて天下を治めないわけにいくものか」
と言い合った。
ような、「野望の王国」みたいな会話をしていたわけではありませんので、念のため。
ちなみに、@〜Bは山陽外史の「日本外史」巻一より。@とAは興世王、Bは藤原純友が、それぞれ将門さまに言うたことばであるので、朝礼などで使うとえらいことになりますので、念のため。