涙ぐむぶたとのである。涙ぐんでいるときは、腹が減っているかサボる方法が思いつかないときであるといわれる。
週末はまだなのかー! 週末になったらサボってあれしてこれしてあの本読んで・・・と考えるのだが、なかなかそうはなりません。
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多情者不以生死易心。
情多き者は生死を以て心を易えず。
情熱的な者は、生きるとか死ぬかもとかいわれても、その心を変えることがない。
好飲者不以寒暑改量。
飲を好む者は寒暑を以て量を改めず。
酒のみは、寒いから暑いからといって、飲む量を変えることはない。
納得行くまで飲むんです。
喜読書者不以忙フ作輟。
書を読むを喜ぶ者は忙フを以て作輟せず。
読書の好きなひとは、忙しくてもヒマでも、読むのを止めることはない。
週末になったら・・・ではなくて、常日頃からやりたいことをやらないといけないんです。
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清・張心斎「幽夢影」第153則。
友人たちのご意見。朱其恭曰く、
此三言者、皆是心斎自爲写照。
この三言なるものは、皆これ心斎自ら写照を為すなり。
この三つのコトバは、どれも張心斎先生が自画像を描いたのだろう。
王司直曰く、
我願飲酒読離騒、至死方輟。如何。
我願わくば、飲酒して「離騒」を読み、死に至りてまさに輟(や)めん。如何。
わしの願いは、酒を飲みながら(情熱的な書である楚辞の)「離騒」を読み、生きている限り読み続ける、ということだが、どうでしょうか。
やってみればよろしい。