令和元年8月6日(火)  目次へ  前回に戻る

ほとんど無価値かと思われる原始的なワナだが、高い文明を持つカッパが引っかかりつつあるのを見ると、無限の知恵がどこかに隠れているのかも知れない。

暑い。もうダメだー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は肝冷斎お気に入りの短いコトバを読んで寝ます。「座右の銘」ほどではないですが、「面従腹背」よりはマトモだと思います・・・よ。

頑石之中、良玉隠焉。

頑石の中に、良玉隠る。

無価値そうな石だが、その中には価値ある玉が隠されている。

・・・かも知れません。

寒灰之中、星火寓焉。

寒灰の中に、星火寓す。

冷え切った灰だが、その中にはきらりと光る火が埋もれている。

・・・かも知れません。

絶対に隠されたり埋もれたりしていたらみんな大事にするんですが、たいていは隠されても埋もれてもいないので大事にしません。しかし、あるとすれば他所ではなくそこに、隠れているか埋もれているかしているはずなので、もう少し大事にするといいですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「格言聯璧」接物類より。「もうダメだー」という状態になったらこのコトバを噛みしめていただくといいのではないかと思います。「自分にまだ値打ちがあるのカモ」と少しは思えるカモ。なお肝冷斎も「もうダメだー」状態ですが、このコトバを噛みしめてももう何も感じないようになっております。頑石・寒灰に徹してまいりましたのじゃ。

 

次へ