鳥にくちばし、魚にエラ、ぶたにメシ。
今日も充実していたなあ。楽しかったなあ。明日も平日でうれしいなあ。
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和尚さんに訊いてみますよ。
如何是仏。
如何ぞ、これ仏。
「ホトケさまとはどういうモノなのでしょうか」
和尚さんは答えた、
銅頭鉄額。
銅頭にして鉄額ならん。
「頭は銅で出来ており、額は鉄で出来ている(なんてことがあると思っているのか?)」
意旨如何。
意旨如何。
「どういうことですか?」
鳥嘴、魚鰓。
鳥に嘴、魚に鰓。
「鳥にはくちばしがあるじゃろう。魚にはエラがあるじゃろう(それが当たり前の姿である)」
ホトケさまも普通の人間に決まっているだろう。普通の人間が成仏するんじゃ!
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「五灯会元」巻十二・琅琊慧覚禅師伝より。おいらもいつか成仏できるんだなあ。うれしいなあ。
慧覚禅師は北宋のひと、おやじは衡陽太守にまでなった代々の役人の家の出身ですが、おやじが死んだのを契機に出家した。安徽・琅琊山に住したが、後、仁宗皇帝(在位1022〜1064)の招きを受けて都・開封に来ました。このとき、楊億なども弟子になっています。
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