タコを引っ張ってみたら・・・
ひっぱりダコになりました。
今日も無気力。でぶー。
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良寛さまは、昨日、ガキどもに取り囲まれて「てまりの歌」を歌われた。「てまり」はかなり得意だったみたいです。
袖裏毬子直千金、 袖裏の毬子(きゅうし)、あたい千金、
謂言好手無等匹。 謂言(おもえ)らく、好手、等匹無からん。
袖の中にはまりが入っているのだ。千金の値打ちがある(ぐらい得意なものである)。
思うに、わしほど手まりが上手いやつはいないのではないだろうか。
自信は常に過信、だと聞いたことがありますが、良寛さんほどの方であるから、裏付けもあったのであろう。
可中意旨若相問、 可中の意旨、もし相問わば、
一二三四五六七。 一、二、三、四、五、六、七。
「可中」は良寛さんは「箇中」(この中の)の意味で使っているようです。チャイナでは「もしも」という仮定の措辞に使われますが、ここでは意味がとおりません。
このところの心持ち如何とおっしゃるならば、
一、二、三、四、五、六、七、と落とさずに数えていくぞ。
おそらくこの競技は「お手玉」なんではないかと思います。
・・・というふうにすごい技術を持っていたのだ。ガキどもに尊敬され、ひっぱりダコになったに違いないのである。
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大愚良寛「毬子」詩。身に着けた技術も高く、子どもたちと遊ぶゆとりもあるのである。まわりからも信頼され、気力もおありだったんだろうなあ。それで五十も若い尼と・・・。今日はここまで、でぶー。