←放心しているのである。
ほんとに疲れた・・・と思いながら、やっと更新した・・・と思ったら、
うぎゃー!
消えてしまいました。あんまり長いものではなかったからもう一度やり直します。虚しい。悔しい。もうダメだ。12時過ぎた・・・。
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―――毎日毎日が空しいだけでなくイヤでしようがないんです。
「それではだめだぞ」
と先生はおっしゃる。
天地有万古、此身不再得。
天地は万古に有るも、この身は再び得ざるなり。
「天地は何万年も存在するが、この身は二度と生まれてくるわけではないのだぞ」
―――ええ? そうなのですか。生は何回も何回も生まれてくるイヤなことかと思っていた。
人生唯百年、此日最易過。
人生ただ百年、この日最も過ぎ易し。
「人生はどうせ百年ばかりしかないが、その中の一日一日はあっという間に過ぎていくのだぞ」
―――うわー、そんな貴重なものだったんだ。毎日毎日、一日はイヤなものだ、としか思っていなかった。
幸生其間者、不可不知有生之楽、亦不可不懐虚生之憂。
幸いにその間に生まるる者、有生の楽を知らざるべからず、また虚生の憂いを懐かざるべからざるなり。
「幸いにもきみは天地の間に生まれたのだ。
生きている楽しみをしらないわけにはいかないぞ。
また、虚しく人生を過ごしてしまうのではないのかという心配を懐き続けていなければならないぞ」
―――むむ、なるほど。毎日毎日心配はしているのですが、こういう心配はあんまりしていない。
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「菜根譚」前集より。
なので、もう一日も無駄にはできません。いよいよ決断の日が近づいたか。
再びは生れ来ぬ世か冬銀河 細見綾子(1907〜97 兵庫)