天辺に水あるごときさくらかな 萩原麦草(1894〜1965)
ほんとに力尽きてきた。なんとまだ平日二日もあるし・・・。
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たとえば
乗舟而遇逆風、見揚帆者不無妬念。
舟に乗りて逆風に遇うに、帆を揚ぐる者を見れば妬念無くんばあらず。
船に乗っていて向かい風に会ったときに、向こうから帆をあげて順風をはらんで来るやつをみると、ねたみの心がどうしても起こってしまうものだ。
しかしよくよく考えてみるに、
彼自処順、于我何関。我自処逆、于彼何与。
彼みずから順に処るに我において何の関することあらん。我の自ら逆に処るに彼において何の関することあらん。
やつ自身が順境にいるということが、わしに何の関係があるのだろうか。わし自身が逆境にいるということが、やつに何の関係があるのだろうか。
つまり、
究竟思之、都是自生煩悩。天下事大率類此。
究竟これを思えば、すべてこれみずから煩悩を生ず。天下の事、大率(おおみね)これに類す。
結局のところ、いろいろ思いあわせてみると、あらゆることは自分が悩み苦しみを作っているのだ。この世のことは、たいていこんなものなのだ。
そうかも。
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明・陳継儒「安得長者言」より。今の境遇を棄ててしまえば、今持っている悩み苦しみはだいぶん減るような気がします。というか確信あり。