わずか一日の出勤で、感情なき鳥と化す。
やっぱり「体調悪い」といって休めばよかった。会社ツラかった。そして明日も・・・。オトナの世界には向いてないんです。(T_T)
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今日は天授二年(1376)に明の太祖・洪武帝(朱元璋)に拝謁した我が国の禅僧・絶海中津(ぜっかい・ちゅうしん)の、皇帝に奉った詩。
熊野峰前徐福祠、 熊野峰前、徐福の祠、
満山薬草雨余肥。 満山の薬草、雨余に肥えたり。
只今海上波濤穏、 只今海上、波濤穏なり、
万里好風須早帰。 万里の好風、すべからく早帰すべし。
熊野の山のふもとに徐福を祀る神社がございますが、
彼の探し求めた薬草は、雨のあとの山いっぱいにゆたかに生長しております。
現在、(チャイナ國にはすばらしい皇帝が君臨され、我が国との間もうまくいっておりまして)東シナ海の波は穏やかです。
海ばら万里を吹く追い風に乗って、徐福さまも早く帰国すればよろしいのになあ。
―――ああ、洪武帝さまのお建てになられた大明帝国はすばらしいなあ。
と言っております。
洪武帝よりお返しに御製を戴く。
熊野峰高血食祠、 熊野峰高く、血食の祠ありて、
松根琥珀也応肥。 松根・琥珀、またまさに肥ゆべし。
当年徐福求仙薬、 当年、徐福、仙薬を求めしに、
直到如今更不帰。 ただちに如今に到るもさらに帰らず。
熊野山というのは高い山なのじゃろうなあ。その山には徐福の子孫が祀っている神社がある、と。
松の根や琥珀といった妙薬がいまごろほんとうに豊かに生長していることじゃろうなあ。
むかし、徐福は仙薬を求めにおまえの国に行ったが、
それから今に至るもまったく帰ってこないのだ。
―――それほどおまえの国はいいところなのだろうのう。
ぐふふふ。
いひひひ。
と、こちらはオトナの外交でございます。もうすぐ勘合貿易に成功することでございましょう。