(←一般にヘビは友好的であるが)
今日こそ金曜日だと思っていたのに金曜日ではなかった。絶望してきた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
爆身蛇というヘビがいるのだそうです。
長一二尺、形如灰色。
長さ一二尺、形は灰色の如し。
体長は四五十センチで、見ためは灰色をしている。
このヘビは昼間森林に潜んでいるのだが、
聞人行声、林中飛出。
人の行く声を聞きて、林中より飛びて出づ。
ニンゲンが通り過ぎる物音を耳にすると、突如林の中から飛び出すのである。
状若枯枝、横来撃人。
状、枯枝のごとく、横来して人を撃つ。
その様子は枯れ枝のように伸びきって、横ざまに飛んでニンゲンに命中する。
するとバクハツして、
中者皆死。
中る者はみな死す。
命中したひとは必ず死ぬのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
五代・杜光庭「録異記」巻五より。危害を与えようとしなくても必殺のジバク攻撃してくるである。このヘビにはニンゲンへの深い深い憎しみと彼を取り巻く絶望的な状況とがあるのであろう。
明日こそ金曜日で無かったら、おいらもジバク攻撃ぐらいしてしまうかも。