平成25年8月1日(木)  目次へ  前回に戻る

 

8月になりました。7月になったころは8月を迎えるのはムリだろうなあ・・・と漠然と思っておりましたが、予想されていた難関が延びたため生きていた。今、確実にいえるのは9月を迎えることは絶対にムリだろう、ということである。不安と恐怖で正気をたもっていられない・・・・ええい、コドモになっちゃえ!

ぼうううんんんんん。

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全国のコドモのみなちゃん、今日も趙州和尚の「人生どんと来い!」の時間でーちゅ。司会はいつもの肝冷斎ちゃんでちゅ。

まず最初のお手紙は・・・

問、大難到来、如何廻避。

問う、大難到来せば、如何ぞ廻避せん。

質問でっちゅ。大困難が来ましたら、どうやって避ければよいのでしょうか。

趙州和尚ちゃん、いかがでちょうかね?

師、答えて云う、

恰好。

恰(あた)かも好(よ)し。

よし来た!

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次のお手紙でーちゅ。

問、利剣鋒頭快時如何。

問う、利剣鋒頭の快なる時、如何。

質問でっちゅ。するどい剣のほこさきがすぱすぱっと切れているときはどうでしょうか?(智慧のはたらきが鋭いときは評価してもらえますか?)

和尚ちゃん、どうでちょうか?

師、答えて云う、

老僧是利剣。快在什麼処。

老僧これ利剣なり。快は什麼(なに)の処に在るか。

わしはするどい剣であるぞ。しかし、すぱすぱっ、は、どこにあるのかな?(智慧のはたらきが鋭いとわかるようではダメじゃろうなあ。わしのように隠せないと)

はい、ありがとうございまちたー。それでは今日はこの二件だけで終わりまーちゅ。スポンサーがいないので放送時間がとれないの。

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すいません、コドモ電話相談みたいにしてしまいましたが、れっきとした「禅問答」でございまちゅ。

趙州従諗の語録「趙州録」巻上より。趙州従諗は唐末の禅僧。唐末の大混乱期に、質問への回答の形で「舌頭三寸」上に弟子たちを倦むことなく鍛え続けた中国禅最高の導師の一人である。ちなみに代宗の大暦十三年(778)の生まれで、寂化したのは昭宗の乾寧四年(897)ですから、何歳まで生きたのかな? 計算してみてくだちゃい。

 

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