平成25年6月2日(日)  目次へ  前回に戻る

 

本土は涼しかった。

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落月逗滄波、  落月は滄波に逗(とど)まり、

宿霧懸画棟。  宿霧は画棟(がとう)に懸く

 月はすでに青黒い波のあたりまで落ちた。

 昨夜来の海霧が宿屋の建物に掛かっている。

「逗」(とう)は「止」。「敵を避けて曲行する」という意味もあるらしいですがここでは関係ない。

一声柔櫓来、  一声 柔櫓来たり

覚破千家夢。  覚め破る 千家の夢を。

 船頭さんがひと声かけて、ゆっくりと櫓漕ぎの舟が動き始め、

 その音が千も並ぶ家々の眠りを覚ましていく。

そーらーも、みなとーも、よははー・・・

の情景です。

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大分・日田の人・廣瀬淡窓の絶句「博多暁望」(博多の夜明けの景色)

昨日まで博多で夢を見ていたが、今日からはまた沖縄に・・・。沖縄すばらしいのですがじゃいあんがなあ・・・。

 

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