さきほどやっと帰ってきました。おとおり辛かった。ほんとに。
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唐の詩人・顧非熊がいうに、
少時嘗見鬱棲中壊緑裙幅。
少時、かつて見る、鬱棲中に壊(こぼ)たれたる緑裙の幅あり。
わたしは幼いある日、見た・・・。
草の茂った中に、ぼろぼろになった緑色のスカートの切れ端らしいものがあったのだ。
しばらくすると、その切れ端は
旋化為蝶。
旋(たちま)ち化して蝶と為る。
突然、蝶に変化した。
そして緑の翅ひらひらと森の彼方に飛んで行ってしまったのを・・・。
と。
―――それは珍しいことではない。
という人もいて、そのひとが言うに、
百合花合之泥、其隟経宿、亦化為大蝶。
百合花はこれを泥と合するに、その隟、経宿してまた化して大蝶と為る。
ユリの花は、泥の中に捏ね合わせて一晩おくと、次の日にその割れ目から巨大な蝶になって出てくるものだ。
ということである。
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宋・銭易「南部新書」庚巻より。
泥団子から出てくる巨大な蝶、キモチ悪い。しかし昨日のおとおりの後はほんとうにそれぐらいキモチ悪かった。久しぶりで反芻動物になった。まだキモチ悪い。
こんな調子なので、一昨日の続きは次回・・・。明日もおえらがたの飲み会に連行される。二次会あるとか。○にたい。