わが青春を埋めしお東京の街に帰ってきたざます。空港ではあまり寒さを感じなかったが、この部屋に戻ってきたら寒くてかなわん。暖房が無いんです。(T_T)
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この町に来ると、若いころのことをいろいろ思い出し、たいてい恥ずかしいことなので○にたくなってきます。
しかしながら、じゃ。
才子恃才愚守愚。 才子は才を恃み 愚は愚を守る。
少年才子不如愚。 少年の才子は愚に如かず。
請看他日業成後、 請う、看よ、他日業成るの後、
才子不才愚不愚。 才子は才ならず、愚は愚ならず。
才子は才をたのんで走り回り、愚物は愚を一途に守るもの。
若いうちの才子より若いうちの愚物の方がステキ。
ごらんなさい、やがて彼らの仕業が評価されるときになれば、
才子は何も成し遂げておらぬが、愚物はもはや愚物でなくなっているから。
と言いますので、若いころ愚であっても後年名を成すの人もいるのである。
何しろこれをおっしゃっておられるのは、侯爵・勲一等、松菊・木戸孝允(桂小五郎)さまでございますよ。(「偶成」)
・・・・とはいえもうこの年ですから、愚を守ろうにも体がついていかん。後生を祈って東京の歌でも歌いましょう。
ソラ ヤートセ ヨーイヤナ コラショ
悟りひらけば草木も得度 ア コラショ
仏たよれよ 南無阿弥陀仏 (佃島盆踊唄)
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こちらの部屋の方が資料・典籍の類が豊富なのでいくらでもうだうだ語っていられそうですが、明日はつらいしごとなのです。沖縄でもつらいし、お東京でもつらい。(T_T)