本日は東村に泊まっております。ちょっと寒い。
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やる気ない。
遁名素志未全除、 遁名の素志、いまだすべては除かれざるも、
坐不擁爐出莫車。 坐して爐を擁さず、出づるに車は莫（な）し。
名声を求める世界が逃れてしまおうという志がもともとありましたが、それはまだ諦めてはおりませんよ。
ただ、今のところは座って火鉢を抱えているわけにもいかず、世捨て人が乗るという小さな鹿車も持っておりません。
好買漁舟為我庵、 好（よ）し、漁舟を買いて我が庵と為し、
一竿風雪学釣魚。 一たび風雪に竿して釣魚を学ばん。
ようし、（来年は、鹿車のかわりに）釣舟を一艘買い取ってこれからのわしの住まいとして、
ひとつ雪の風に吹きすさぶ中に竿さして、漁師として生きていくことにしよう。
と思ったけど、沖縄ですので風雪はないので竿さしに行けません。漁業組合もいろいろ既得権が難しいらしいので漁師は無理だな。
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ちなみに上の七絶は山口・東行居士・高杉晋作「歳晩」（歳の暮れ）。乙丑年（１８６５）の暮、赤間関での作という。来年は六月からはじまる長州征伐を跳ね返し、特にわし（高杉）は小倉上陸戦で名を馳せられるように、がんばるぞー！ と思っているころですかね。今年は明日が新年（旧正月）、今日は去年の大みそかでございますよ。