二日間、荷造りやらで更新できませんでした。しかももう完全に夏バテ。今日も敬愛するSS氏、OJ氏に壮行いただき、また畏友YA氏を訪ねて久闊を叙した。
とりあえず何とか東京での活動を終え今日から移動日。次の仮面をかぶるまでの間、本来の肝冷斎を現じるのである。
「本来の肝冷斎」ってどんなの?
・・・・・・・・・・・・・・
僧問う、
如何是本来身。
如何ぞこれ、本来身。
「自分のほんとうのすがた(仏となれる性質)というのは、どういうものなのですか」
師曰く、
挙世無相似。
世を挙げるも相似する無し。
「(もちろん、こういうものだ、と直接的な説明はできないし、比喩として説明できるような)よく似た事象や概念が世の中には無い(ので、説明できない)んじゃよ」
これは8〜9世紀に安徽・池州に住した智堅禅師のお言葉。禅師は馬祖道一の弟子だというほかその生涯のあまり知られないひとである。
・・・・・・・・・・・・・・
この「本来身」らしきものは、わしも一度か二度、ちらりと「見えた!」と思ったか思わなかったかのレベルでしか見ていないので、禅師のお言葉はよくわかりますぞ。もちろん、肝冷斎の「本来身」もこれと同じやつのはず、なのですがね。
「五灯会元」(巻三)より。本日より海上にあるので、電気の関係等により短い更新しかできないのです。ネタ本も手元にあまり無いので、いきおいこの系統が多くなると思いまちゅよー。