週も後半になり、そろそろバテてきました。
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唐・憲宗の元和年間(806〜820)、淮南でのこと、
有百姓耕地、地陥。乃古墓也。
百姓有りて地を耕すに、地陥る。すなわち古墓なり。
人民が畑地を耕していたところ、突然地面が陥没した。古い墳墓を開いてしまったのである。
地下には古い棺が一つ、埋まっていた。
いつの時代のものであろうか。
どのような人が葬られているのであろうか。
人民ども集まってきて、はじめは好奇の目を以て覗き見るばかりであったが、ついに勇を奮う者あって、棺を開いた。
すると、
棺中得褌五十腰。
棺中に褌五十腰を得たり。
棺の中からは、ふんどし五十個が出てきたのであった。
ほかには何もなかった。
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唐・段成式「酉陽雑俎」巻十三より。元和年間ということは、著者にとってはほとんど同時代の事件である。
だからどうなのだ?
と言いたくなるかも知れませんが、こういうお話なので仕方ありません。頭のいい人はここから、知恵でも教訓でも汲み取れるもんなら汲み取ってみてください。わしはバテているので知恵や教訓は汲み取れません。
肝冷斎は心も体も弱りやすいタイプなのですぐバテてしまうのです。冷房の効いた部屋で毎日アイスの2、3個と練乳がけのかき氷でも食わせて2〜3週間休ませておけば元気になって、
「是くの如く我聞けり・・・」
と、タメになることも話し始めるかも知れませんのに。ああもったいない。