平成23年10月14日(金) 目次へ 前回に戻る
金曜日でちゅ。週末でちゅ。仮面をかぶって一週間を生きてきた。その仮面をはずしてふと自分の置かれている現実に直面する。
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東晋の宰相・王導はケチであったそうだ。
秋、果物をもらっても、もったいなくて食べることができなかった。その果実は、
至春爛敗。
春に至りて爛敗せり。
春になったころには、爛れ腐ってしまっていた。
という。
そして、
棄之者猶曰、勿使大郎知。
これを棄つる者、なお曰く、大郎をして知らしむるなかれ。
家人がそれを片付けて棄てようとしているときにも、なお、「だんなさまに知られるではないぞ」と言い合ったということである。
だんなさまに知られると棄てさせてもらえなかったらしい。
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「世説新語」吝嗇第二十九より。
当たり前でしょう。腐ったものは食べられませんが、完全に腐らないともったいなくて棄てられません。この世の真理である。とはいえ、ゴミ捨てないとどんどん部屋が狭くなってきて、手足を伸ばして寝られないので、この週末には何とかしないと・・・。
夜、U氏やN氏とスシを食っておりましたら、雨が降っていた。食い終わるころには止んでおりました。昨日、柳ジョージ氏が亡くなったというから、雨に泣けとて降ったものか。
―――本牧あたりのサムの店も、いまでは夢見る椅子もない。 (本牧綺談)
おいらもハマっ子のはしくれ。男の涙も流すさ。(T_T)