肝冷斎観タマ記22−04(平成22年4月3日〜) 表紙へ戻る 観タマ記22−03に戻る
←はな咲く季節だが。
平成22年 4月 3日(土) 表紙へ
1400(1401到着)〜1802 明治神宮野球場
セントラル・リーグ戦 東京ヤクルトスワローズ対横浜ベイスターズ戦
横浜 323 000 310 12 ←22安打
東京ヤクルト 710 020 012x 13 ←16安打
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
得点経過を見ていただければどういう試合だったか、イメージはできますでしょう。
最後が何と九回裏二死三塁、投手山口で1B2Sと追い込まれた川本のサヨナラ2ランです。川本はかつてイースタンの試合で、「こいつは草野球でも4打数1安打しかできないぞ」と野次られていたほどの選手です。ベイスターズファンの落胆の深さ、そしてスワローズファソの高々と聳え立ったお鼻の高さ、想像できようというものでしょう。
ひどいことです。閉塞。絶望。暗澹。
こんな試合にした責任はもともとスワローズ先発の由規(2回3分の0、8失点)とベイス先発の藤江(1回、7失点)にあるのですが、とりあえず両チーム先発野手の打撃成績だけ書きだしておきます。すごいよ。
○ベイス 石川 6−3 早川 4−2 内川 6−2 村田 5−2 スレッジ 5−2 カスティーヨ 5−5(1ホーマー) 吉村 5−2 橋本 5−2(1ホーマー)
○スワロ 福地 6−2 鬼崎 2−0 青木 5−4(2ホーマー) デントナ 5−1 ガイエル 3−2(1ホーマー) 田中浩 4−1 藤本 5−3 相川 4−1(1ホーマー)
両チームの太字のひとたちの打率はたいへんなことになっていました。
←アワレなり、ベイスファンども。
平成22年 4月 4日(日) 表紙へ
1400(1357到着)〜1731 明治神宮野球場
セントラル・リーグ戦 東京ヤクルトスワローズ対横浜ベイスターズ戦
横浜 000 002 000 2 ←3安打
東京ヤクルト 010 000 000 1 ←9安打
主審:小林 一塁:橘高 二塁:敷田 三塁:木内
今日も寒かったですなあ。
バカうちの次の日は打てないものと言います。今日のベイスターズがそのとおりで、コントロールの定まらない村中から五回までノーヒット。六回、内川四球の後、村田同点2ベース、スレッジ右翼線タイムリーで逆転して、そのまま逃げ切りました。
スワローズは昨日同様よく打ちましたネー。9安打、8四死球・・・で、ガイエルのソロの一点だけ。併殺も無いので実に16残塁。
ベイスタはこれで三カード連続負け越しですが、試合を作っているので、そのうち勝ち越しはじめるでしょう。五回二死で先発の加賀を替えてしまうなど、果断な投手リレーが(結果論としては)良かったみたい。とにかく五回以降は(八回の江尻を除いて)みんな満塁にはするのです。何とか失点しなかったのは勇気を持って腕を振って投げ込んだから・・・かも知れません。
平成22年 4月 6日(火) 表紙へ
1800(1857到着)〜2106 明治神宮野球場
セントラル・リーグ戦 東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ戦
広島東洋 010 010 010 3
東京ヤクルト 100 000 100 1
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
外苑のサクラもそろそろ散り初めてまいりました。
今日はS氏夫妻と観戦。たくさん食い物もらった。ごちそうさまでした。
カープの勝つ姿を今年はじめてこの目で見ました。攻撃の仕方が結果オーライというか突撃小僧といいますか、すごく積極的といいますか、どんどん走ってきますね。なかなか打たないので点は少ないですが、選手の意識が変わったのは何となくわかった。
←あわれなり広島ファソ。
平成22年 4月 7日(水) 表紙へ
1802(1920到着)〜2109 明治神宮野球場
セントラル・リーグ戦 東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ戦
広島東洋 000 001 000 1
東京ヤクルト 100 014 01X 7
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
雨が降って寒かった。
本日未明、木村拓也が亡くなったので、カープ選手は喪章をつけていたし、応援団はかつての木村拓也の応援歌を何度も奏していた。わたくし自身も木村拓也にはいろんな思い入れがある。というか、あった。何とも言いようのない寂しさと悔しさを感じるのだが、この世の方からはもうどうしようもないことである。(←4月8日追記。試合開始が予定より二分遅れていたのは試合開始前に黙祷を捧げていたからなのですね。6球場すべてで半旗にしたというのだから、以て瞑すべし。)
試合の感想は・館山はいい投手だなあ、低めによくコントロールされている。・デントナはすごいなあ、今日も6打点だ。など。
←誰もいないように見えますが、一応公式戦をやっている最中なんです。
平成22年 4月 9日(金) 表紙へ
1800(1957到着)〜2043 横浜スタジアム
セントラル・リーグ戦 横浜ベイスターズ対広島東洋カープ戦
広島東洋 000 000 000 0
横浜 300 020 00X 5
主審:西本 一塁:笠原 二塁:原 三塁:有隅
昨日しごとで神宮に行けなくなってしまったので、今日は「意地でも行く」の誓いを立てて、行きました。
着いたときには今季初登板の三浦はもう降りていましたが、六回まで0封したようです。相手が四割台クリーンナップ(三人あわせて四割)のカープだからなあ、ということは抜きにしてご苦労さまでした。
←神宮にもいないと思っていたが、ハマスタにも客はいなかった!一体どこに行ったのか?
←前田智徳氏。久しぶりで見るのぉ。
平成22年 4月10日(土) 表紙へ
1400(1345到着)〜1739 横浜スタジアム
セントラル・リーグ戦 横浜ベイスターズ対広島東洋カープ戦
広島東洋 004 000 030 7
横浜 300 000 000 3
主審:有隅 一塁:渡田 二塁:笠原 三塁:原
昼間は暑いほどでしたが、夜はまた少し冷えてきましたなあ。この試合は、あんまりお奨めの試合ではありません。
初回表、ルーキー加賀に三人で5球で三者凡退のチーム。
初回裏、盗塁・重盗をからめられてずるずると3失点するチーム。
三回表、一割台のクリンナップトリオのチームに5安打を集中されて逆転される投手のいるチーム。
八回表、四球二つであっという間に自分でピンチを作って不調の四番打者に打たれる真田という投手のいるチーム。
どちらも、別のチームと当たるとひとたまりもない、という感がありますね。観客は1万9,104人。さわやかに晴れ渡った土曜日のデーゲームの数字としてはさびしいものがありますなあ。
なお、八回表、天谷選手が本塁に突入して捕手の清水と交錯して故障したみたいですが、あれは天谷選手の走塁の方に問題があると思いました。もともとラフな走塁をする選手なので先入観も入ってしまいますが、清水にケガさせなかっただけよかった。
←こいつらもまだ生きていたのだ。
平成22年 4月11日(日) 表紙へ
1400(1350到着)〜1635 横浜スタジアム
セントラル・リーグ戦 横浜ベイスターズ対広島東洋カープ戦
広島東洋 000 101 001 3
横浜 212 001 00X 6
主審:原 一塁:西本 二塁:渡田 三塁:笠原
←ハマスタ前のお花畑。
今日は初夏っぽい。試合前に関内駅前で吉野家の牛丼食った。えらい美味かったとです。暑いのでまたみかん氷を食う。
←一回表の守備につくベイスども。
広島東洋は先発が苦しいので、今季初先発で長谷川が来ました。
初回、石川に四球→早川のバントを自ら捕って一塁カバーの東出の頭上はるかに悪送球→二三塁になって内川に犠飛、村田に左前打。
二回、一死から不用意な初球を吉村に今季初本塁打される。
三回、石川に2ベース、三進の後、内川にどかんとバックスクリーンへ今季一号。
内川はともかく今の吉村にホームラソされるかね、とさえ思うのですが、このズルズル感はすさまじいものがあった。
一方、ベイスターズも先発が六枚あるわけではないので、今日は清水が中四日。六回まで地味にきちんと投げた。広島東洋の打線では先に点を取られてから二点も追いかけたのは立派なものだ。
九回表、二死から代打・前田智が出てきました。ベイス山口は4球全部152キロのストレート。前田はもう見え見えのストレート・ホームラン狙いでぶるんぶるん振って、がつんと今季第一号になりました。どういえばいいのかわかりませんが、試合の流れには関係は無いので、
「おまえの一番得意なタマ投げてこんかい、こん豊後の赤ネコが」
「なんじゃとお、ベテランじゃと思うてでかいツラさらしおって、肥後の田舎もんがあ」
みたいな感じで二人で勝負してみたのでしょう。そのあとの代打・赤松が埋め合わせするように三球三振していたのもよかった。
想像するとオモシロいです。スタジアムに来て良かったかな・・・と思いました。
広島・永川がモッパーとして登場しましたが、少しフォームを小さくしてきたんですかね。制球は幾分よくなったように感じた。
試合終了後、山下公園で大道芸観た。すごいですね。火を飲み込んでしまいましたよ。
平成22年 4月17日(土) 表紙へ
1400(1415到着)〜1718 西武ドーム球場
パシフィック・リーグ戦 埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ戦
北海道日本ハム 010 051 001 8
埼玉西武 050 000 000 5
主審:中村 一塁:柿木園 二塁:川口 三塁:白井
寒かったです。
中島抜きのライオンズ、二回裏、ダルビッシュさまを攻めておかわりのタイムリーを含め5点。うまく行き過ぎているなあ、とは思ったのです。
案の定五回表、遊撃・原が足を滑らせた内野安打から始まって、一塁・石井義の悪送球なども絡んで一点とられて満塁から稲葉さまの満塁巨大ホームランが飛び出してひっくり返りました。
その後はダルビッシュさま、建山、ウルフに抵抗もできずにずるずると負けていきました。
ところで八回裏からハムはセンターに森本を守備固めに使ってきた。九回裏無死で上本が左中間にすばらしい当たりを放っています。これは抜けたか、と思った当たりなのですが、森本が何の苦も無くランニングキャッチしていました。プロの上手なセンターなら捕れるでしょう。しかし本当に普通のセンターフライに見えてしまうみたいに簡単に捕ったのにはたまげる。ハゲ、カコイイ。
(始球式はバードキラー ランディ・ジョンソン氏だったそうです。)
平成22年 4月18日(日) 表紙へ
1300(1248到着)〜1528 西武ドーム球場
パシフィック・リーグ戦 埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ戦
北海道日本ハム 000 000 000 0
埼玉西武 000 102 00X 3
主審:白井 一塁:橋本 二塁:柿木園 三塁:川口
今日は暖かくなった。
試合はすごくサクサクと進みました。帆足が八回零封、シコースキーがセーブ。中村がホームラン。六回は先発の武田勝がピンチを作ってリリーフの武田久がそのランナーを返してしまった。武田久はこんな打たれる投手でしたっけ。別人のように見えた。
帆足・中村がヒーローインタビュー。二人とも「ですます調」で生徒会長のように立派なことをしゃべっていました。去年までとイメージを換えるつもりのようです。
平成22年 4月23日(金) 表紙へ
1800(1930到着)〜2127 東京ドーム球場
セントラル・リーグ戦 読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦
広島東洋 001 100 020 4
読売 200 003 05X 10
主審:深谷 一塁:森 二塁:橘高 三塁:牧田
@「あ、このひと、野球なんか観に行ってるんだ。アメリカではアッパークラスは野球は観ないんだよな・・・、ま、いいけど、一方的な試合でごくろうさん」とワラっているひと、
A興奮したアナウンスばかりが狂気のように続く地上波放送を見ているひと、
Bたとえ球場まで足を運んでいても、読売ジャイアンツのセレブリティ(有名性)にしか興味の無いひと・・・
これらのみなさんにはご理解できないでしょうが、この試合は好ゲームでした。スタジアムで観て、損はない試合でした(どうせ立ち見千円ですが)。
ゲームのことを言えば、六回裏二死一三塁からの長野のゴロ、投手スタルツが飛び上がってグラブで触ってしまったので遊撃前の内野安打になってしまいましたが、また、八回裏二死満塁、追い込んだ若いバッテリーが内側をもう一球見せてけば・・・の場面で外に投げた変化球を脇谷に左翼ライン際に持っていかれましたが、どちらもタマ半分のツキがジャイに行っただけです。それだけでこの差がつくのはジャイのすごさですが、今日のカープはよかった。先々週観たチームとは見違えるぐらいキモチが伝わってきた。逆にジャイがそれで根性注入されて燃えたような感じ。
うるさいBタイプのジャイファソが多数いなければ(すなわち神宮やハマのような球場だったら)両チームの選手に拍手してやりたいようなゲームでしたが、Bタイプのジャイファソが多すぎるのでうるさくてヒロイン聞かずに帰ってきた。今夜はハコさんのブルースでも聴きながら寝るぜ。
さて、明日は木村たくやの追悼試合ですが、一応立ち見はまだ残っていたが、明日は行かない。コマーシャリズムへの立腹とか追悼試合に行くことの気恥ずかしさ、それらは少々ありますがそれらが理由ではありません。
あなた方と違いまして、明日のセレモニーでたくやの息子が東出相手に始球式する、そんなものおいらには普通に見れない。おいらも年をとって涙もろく、ほんとに鼻水垂らして泣いてしまうだろう。野球を観る、というキモチになれないだろうから行かない。わたしが何を言っているかわかるはずはないと思いますが、比喩ではなしにタクヤも東出もおいらは一緒に泥沼の中を泳いで生き抜いてきた「仲間」なのだ。明後日の昼は行く。
平成22年 4月24日(土) 表紙へ
1400(1450到着)〜1653 横浜スタジアム
セントラル・リーグ戦 横浜ベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦
東京ヤクルト 100 001 000 2
横浜 003 000 00X 3
主審:木内 一塁:笠原 二塁:市川 三塁:佐々木
今日はハマスタに行く予定は無かったのですが、横浜でOJ氏の新事務所を見学した後、まだやっている時間だったのでついつい高いカネ出して観てしまいました。
GやTが絡まないと、セリーグの試合もこんなに楽しいのですなあ。ボールゲームです。(テレビのために書かれたシナリオどおりのような試合ができるほどの)戦力差がないので、どちらもミスしながら勝利に向かって努力していましたヨ。
ただし、セレブリティに劣るため、観客は土曜日のデーゲームというのに13677人とのこと。まあ、お互いのチャンスの潰し方とかボールがなかなか手につかない内野守備とか観ていると、こんなものか。九回表などクローザーの山口は一死から二者連続でストレートの四球ですよ。宮本の打球がタマタマ二塁ベース近くに転がったので6・6−3の併殺で終わったけど、ほんとタマタマ。
←ああいい天気だなあ。
←土曜日にこの観客数じゃよ。
平成22年 4月25日(日) 表紙へ
1400(1412到着)〜1651 東京ドーム球場
セントラル・リーグ戦 読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦
広島東洋 020 000 000 2
読売 201 120 20X 8
主審:橘高 一塁:深谷 二塁:土山 三塁:森
観に行ってきて「なんだ、またコレをやっているのか」とセンスを疑いましたね。金曜日から今日まで、この2チームはずっと「茶番劇」をやっているのだ。
ジャイの試合はカネを出して観る価値のある演し物が無いので、ドームのジャイ戦はいつも1000円立ち見席にしていますが、その価値さえ無いぞ。
この相手にこの球場で最大4点しか取れないのではカープは勝てるはずがないが、「流れ」関係無しにエラー・エラーまがいで失点した直後の回にぽこぽこホームラソで点を取って行くジャイのやり方は「野球」というものではないであろう。
5回あたりからどんどん選手をかえてナメたことをされても、一昨日・昨日と違って今日のカープは反発もしませんでしたね。ダメなやつはやっぱりダメ、か。
ああハラの底が不快でごろごろしてきた。家に帰ってハコさんの昭和歌謡でも聴いて寝るぜ。
平成22年 4月29日(木) 表紙へ
1300(1320到着)〜1553
イースタン・リーグ戦 埼玉西武ライオンズ対読売ジャイアンツ戦
読売 000 123 000 6
埼玉西武 010 000 000 1
主審:牧田 一塁:長井 二塁:鈴木 三塁:山口
ジャイの育成+ファームどもはすごいですね。ライオンズの一軍崩れども(例:GG佐藤、平尾、上原)らでは歯が立たん。今日は太田とか小田嶋とかすごかったです。まだ三軍やら四軍もいるんだよなあ・・・。また新しい矛盾を感じてしまった。
最終回の第四打席で二ゴロゲッツーのGG佐藤(今日は3−0・1四球)に対して
「おまえなんか所沢に帰れ」
という暖かい声援が飛ばされておりました。
なお、ここを見るようなひとには要らぬ情報かも知れませんが、今日の球場は「
県営浦和と市営浦和は注意が必要だと知っていたのですが「市営大宮」と「市営大宮」も注意が必要なのか・・・。
いずれにせよ今日は疲れた。はやく寝る。ハコさんのニュー・ミュージック時代のアルバムでも聴いて云々
←こちらが「
←一塁側からホームベース方面を眺める。
←外野は芝生席(今日は立入禁止)。黒い粒がたくさん見えるのはカラス。とにかくカラスが多く墓場のキタロウが野球大会をするならこの球場でやるのだろう、と思われるほど不気味に(試合の流れに関係なく)啼いたり羽ばたいたりしていた。外野の守備位置より前にも大量にいた。
平成22年 4月30日(金) 表紙へ
1801(1950到着)〜2130 明治神宮野球場
セントラル・リーグ戦 東京ヤクルトスワローズ対横浜ベイスターズ戦
横浜 000 042 100 7 ←13安打
東京ヤクルト 501 000 000 6 ←15安打
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
到着が五回の裏が終わったところでしたので、ベイスターズのいいところばかり観て帰ってきました。七回あたりからは寒かった。今月はまずまず納得の行く観戦ができたといえようか。地方での試合がまだ一試合も無いのですが、欲をいえばキリが無いですしなあ。