肝冷斎観タマ記20−5(5月1日〜) 表紙へ戻る 観タマ記20−4に戻る
←特に。
平成20年 5月 1日(木) 表紙へ
1800(1835到着)〜2026 東京ドーム球場
セ・リーグ 読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦
広島東洋 100 300 002 6
読売 000 000 000 0
主審:敷田 一塁:嶋田 二塁:西本 三塁:渡田
月が変わって、ツキも変わったか。・・・と言いたいところですが、広島東洋は3Aナンバーワン投手(の一人)、「掃き溜めの鶴」ルイスさま。闍萎暗ツ打線が対応できるはずもなく、6安打・無四球、105球で完封されました。
なお、カープは今日も16安打。初回は、3安打(うち二塁打2本)・1四球で一点。どうすればそうなるかシュミレートしてみてください。四回には赤松が三試合連続本塁打。これがプロ入り通算3本目、ですから、この球場やっぱりおかしい。イカレテルぜ。(ちなみにおいらはちゃんと有給休暇をとって早引けして観に行ったのですから、到着時間が1835でも堂々と表示したのである)
平成20年 5月 3日(土) 表紙へ
1330(1337到着)〜1620
セ・リーグ 広島東洋カープ対横浜ベイスターズ戦
横浜 000 000 120 3
広島東洋 000 030 10X 4
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
三浦の方がよかったのですが、五回、東出のぼてぼての内野安打→高橋建に初球をホムラソ(←ライナー)→赤松のぼてぼての内野安打→盗塁→天谷の右前打、で3点、やられてしまいました。
ベイも他のチーム相手ならともかく、広島相手ですから、八回、ブラウン監督の謎のワンアウトずつ投手を交代していく継投(ワンポイントではない。アウトをとると替えてもらえる負け残り相撲みたいなやつ。意図は理解できないが、このひとは時々こういうことをする)で二点をとったが、九回は永川に初セーブを献上した。ベイ9安打、4四球、カープ8安打、1四球でした。
暑かった。
ちなみに
平成20年 5月10日(土) 表紙へ
1800(1902到着)〜2131 東京ドーム球場
セ・リーグ 読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズ戦
中日 000 012 010 4
読売 110 200 01X 5
主審:杉永 一塁:本田 二塁:森 三塁:佐々木
神宮が雨で中止になったので、東京ドームへ。特に立見席がたいへん混雑していましたが、これは、神宮のほか、同じく雨天中止の千葉からも「ナイター難民」が集まったから、というのが大きいと思います。黒いシャツの背中に「22SATOZAKI」と書かれたやつ、「鴎人」と書かれたやつ、赤いレプリカユニに「1MAEDA」と書かれたやつ、など大挙して来ていて、みんなで「よみうり倒せ〜」とやっていたです。ああ憎い憎い。一応贔屓目無しに言って、今日の読売はがんばった。ずるずると追いつかれて、「これはダメだ」と思わせた八回に、亀井が粘って四球(←見送ればボール、だから楽でしょうけど)、初回ホムラソ打った坂本がきちんと送って、小笠原の二ゴロで三進して、ラミレスが三遊間抜いた。しかし、高橋由も出てこないし、ラミレスやクルーンいなければ試合にさえなっていない、ということを考えると、やっぱりがんばってない。
平成20年 5月11日(日) 表紙へ
1820(1807到着)〜2130 明治神宮野球場
セ・リーグ 東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ戦
広島東洋 010 100 000 2
東京ヤクルト 000 010 000 1
主審:吉本 一塁:西本 二塁:真鍋 三塁:石山
カープはソロ2本。これで今週5試合で六点とった。それで1勝3敗1分という成績は、ぬるま湯的にはよしとせねばならんのでありましょう。ぬるま湯だから、毎週毎週これぐらいの成績です。特に七回表、四球・犠打・右前打でいい流れで作った一死一三塁、代打・M田の粘りも工夫も無い三振が見せ場でしょう。スイングの起動がたいへん遅れているようです。
対するスワローズも、金曜と今日で合わせて2点。今日はプロ初先発の篠田に六回途中まで一点に抑えられた。青木もいないしリグスも不調でスタメン落ちだし、何とかしそうなのはガイエルと宮本ぐらいでは、どうしようもないか。スワロはここは「がまん」のしどころですね。
天候的にも寒かった。
平成20年 5月13日(火) 表紙へ
1820(1955到着)〜2140 明治神宮野球場
セ・リーグ 東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズ戦
中日 000 100 000 1
東京ヤクルト 000 300 01X 4
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
寒かった。会社に居残っているとどんどん落ち込んできそうだったので、逃げるように神宮へ行った。
この打線で勝ってしまうのですからスワローズはすごい。安打数はわずかに5ながら、まことに効果的な得点です。観てないのですが四回は2安打なので失策・四球をからめての3点のはず。八回は二死から福地が安打→盗塁→田中の左前打で生還、という絵に描いた得点でした。
ドラは11安打1点。
ところで、スワロのクローザーの林昌勇投手をはじめて見ましたが、これはいい投手ですね。和田、中村紀クラスの打者がくるくる回っていた。サイドスローで最速154キロが出ていました。これにスライダーかフォークと思われる球が120キロ台ですから、一回や二回の対戦では打ちにくいでしょう。ただ、左の李ビョングには初球を右前にもっていかれていたので、左打者は打てるのかも知れん。
平成20年 5月14日(水) 表紙へ
1800(1955到着)〜2154 東京ドーム球場
パ・リーグ 北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦
千葉ロッテ 000 001 000 02 3
北海道日本ハム 010 000 000 03X 4
主審:中村 一塁:鈴木 二塁:川口 三塁:前田
何だこの試合は!
とマジメなひとなら怒りたくなってくるような展開でしたな。
先発はダルビッシュと小林宏。それぞれ武田久とアブレイユがつないで、十回表はマイケル。大松の2ランでロッテ勝ち越し。レフト側のニートどもが喜んでいた。その裏、ワンポイントの川崎が田中賢にヒットを打たれてから荻野が出てきて、稲田に中前打を打たれて、続く三木(←元ヤクルト)のバントを捕手・金沢が痛恨の一塁悪送球。だいたい金沢なんかが、わしの知らんうちにマリンのスタメン捕手になっているのがおかしい。気もします。が、これで一点差になってなお無死二三塁。マリンは一塁を詰めずに小山、小谷野と勝負して、小山は打ち取ったが、小谷野に右前打、さらに高橋に左犠飛でサヨナラとなった。
サヨナラが決まった瞬間に、外野まで逃げようとして、他の選手につかまってコーラ?をかけられていた高橋の姿は可笑しかったが、さっきまで意気昂然たるもののあったレフト側のニートたちが、ぞろぞろと引き上げていく様は哀れを誘った。
かつての東京時代の、どろどろ、弱体、未来無し、状態のハムと違い、今のハムは華やかで明るいチームになっていて違和感ある。三年以上前に鎌ヶ谷で見ていたやつらが中心になっているようですが、邪韋暗ツの裏番組のような、ジャイアントパンダに対するレッサーパンダみたいな哀感漂うチームでは無くなっていましたね。ご同慶の至りではあるが、何だかさびしい気もします。
本日は、TK氏とそのヨメとともに観戦させていただきました。
平成20年 5月17日(土) 表紙へ
1800(1955到着)〜2154 東京ドーム球場
セ・リーグ 読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦
広島東洋 001 012 001 3 8
読売 000 202 100 0 5
主審:木内 一塁:名幸 二塁:橘高 三塁:森
日録にも書いたのですが、本日は畏友YAと写経したり国立博物館行ったりした。そして十条で美味いお好み焼き食うた。充実した一日でした。平日のイヤなイやな日々を終えて、休日が充実すると、次に来る平日がイやでイやでたまらない上にもイやになると思うので、それはそれでまたイやになってきます。
お好み焼きで終わりにしてもよかったのですが、YAと別れた後、さらに東京ドームに行ってみました。
久しぶりで熱くなってしまいました。九回表にクルーンから一死一二塁、ここからダブルスチールで一死二三塁にしたところから、久しぶりで声を出してカープ応援した。勇気のあるプレーをしてくれれば、おいらだってうれしいのだ。力づけられるのだ。十回表に栗原の決勝2ラン出たときには、隣(内野立ち見の)のお兄さんとハイタッチして喜びを分かちあった。
これで邪微暗ツには6勝2敗です。でも、カープが強くなったわけでも無いんですよね。今日もカープ投手の四球の多さはイヤになってくるし、走塁ミスもひどい。しかし、邪微もバスターして失敗したり投手が四球出してみたり、失策したり、要するに、どちらもチームがチームになっていないという意味で、似たもの同士なのです(チームの財政その他についてはヘビとすっぽんぐらい違いますが)。が、邪微の方が一段とヒドイ、というだけのことだ。ここへおいでよ。夜は冷たく長い。いつの日に夜明けが来るのだろうか。
平成20年 5月18日(日) 表紙へ
1800(1725到着)〜2055 東京ドーム球場
セ・リーグ 読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦
広島東洋 011 010 000 3
読売 400 000 02X 6
主審:森 一塁:敷田 二塁:名幸 三塁:橘高
今日は愚弟一家と後楽園でメシを食いましてから観戦しました。姪が二歳半ぐらいなので(なのだと思いますが)、「おじちゃん」という言葉を覚えた(正確には「おじ・・・」以下はよく聞き取れない)ところなので、そう呼ばれるとわたくしのような者でもなごやかになります。
カープも二勝もしているので、もうなんとなくなごやかな祝祭気分だったのでしょう、初回無死からルイスさまが自らの失策をはさんで三被連打、最後がラミレスのホムラソで、四失点。その後も失策、拙攻、ルイスさまの来日第一号など、何かが何かしたら勝った試合ですが、何となく負けた。
さて、交流戦だ。やっぱり何となくお祭りみたいでどきどきする。
平成20年 5月25日(日) 表紙へ
1820(2005到着)〜2148 明治神宮野球場
交流戦 東京ヤクルトスワローズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦
東北楽天 200 002 213 10
東京ヤクルト 002 000 000 2
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
昨日から所用で福岡だったのですが、今日は福岡があまりに天気がよくて明るくさわやかだったので、耐え切れなくなった。わたしはもうそちらの世界ではなく、暗く切なく砂噛むような東京ジゴクのニンゲン(のぬけがら)なのだ。と思うと気持ち悪いぐらいイヤになってきて、鹿児島本線に飛び込んだりすると痛くてイヤなので、昼間のうちに新幹線に飛び乗り、車窓から西ニホン国を眺めながら(田植えしているところがあった。最近はすごく楽そうですね。関東に入ってから、西の空が赤々と不気味な色していた。)東京に戻ってまいりました。
そのまま神宮に行った。
よく入っていました。楽天ファソ、着実に増えている感じ。パ・リーグはオモシロいですからね。
わたしは六回表から入ったのですが、その時点では警告試合になっていたそうですが、六回以降はまったくの楽天ペース。楽天先発のマーは七回で降板しましたが、スライダーがよかったようです。なんにしろ、甲子園の大舞台で(あれだけの偏ったジャッジの中)、十五回を投げきった投手ですから立派なものだ。いつ観ても、試合を作っている。
楽天のファンは純朴なので良いです。聞いていると、たいてい他のチームも応援していて、東北出身者なので楽天は応援するもの、と決めて、応援しにきている、というひとが多いのだ。ファウルが飛ぶたびに「おお」と声あがり、フライがあがるたびに「おお」と声あがる。手拍子はするものの声はなかなか出ない。ああ、また仙台に観に行きたくなってきた。
平成20年 5月29日(木) 表紙へ
1820(1903到着)〜2130 明治神宮野球場
交流戦 東京ヤクルトスワローズ対北海道日本ハムファイターズ戦
北海道日本ハム 000 001 101 3
東京ヤクルト 000 010 010 2
主審:不明 一塁:不明 二塁:不明 三塁:不明
雨降ってすごい寒かった。
しかし、ヤクルトおばちゃんから切符をもらっていたので、試合が中止になっていない以上、行かないといけない。
と思って行きました。
ハムの先発は、本年度最も騒がれた新人というべき多田野投手でした。一度は見てみたい投手だったので、どきどきハアハアした。
変化球がいいんでしょうね。ヤクルト打線は四回までノーヒット。五回、多田野は先頭打者でセーフティで出て、二塁まで進んで残塁になった、ので、さすがにテンポが狂ったか、その裏、川端のタイムリーで先制を許す。しかし直後にスレッジ、七回には稲葉が、石川からホームラン。ところが八回裏、二番手・建山、三番手・宮西から、代打ユウイチヒット、代走飯原盗塁、代打川島送りバント、福地犠飛、という見事な攻撃でヤクルト追いついて多田野の勝ち投手を消す。
同点の最終回、どちらも得点能力はあんまり無いから寒いのに延長か、しようがないなあ、と思っていた。
九回表・二死一塁、稲葉は止めたバットにボールが当たり、痛恨の捕飛。これを米野が、フェアグランドで落球。究極失策ともいうべきすごいエラーでした。これで一三塁。外野席から米野にすごい罵声。続く高橋の打球は、一塁走者を牽制するためベースについていた一塁・畠山の頭上をワンバウンドして越えて行く右前打。これが決勝点になった。
九回裏二死から、宮本が粘って武田久から右前打打った。根性あると思ったです。これはつながるか、と一瞬思ったけど川端凡退して終わった。
今日は寒い、のでじっとしていられず(、というのをいいわけに?)、シュウマイ弁当、神宮名物大ダコたこやき食って、それでやめておけばよかったのに、何を考えたのか神宮名物盛り合わせソーセージ食ってしまい、今だに気持ち悪い。なんでこんなことをしてしまったのだろう。米野もそう思っているかも知れんし、既にぶうぶうと寝ているかも知れん。
平成20年 5月31日(土) 表紙へ
1300(1320到着)〜1640 西武ドーム球場
パ・リーグ 埼玉西武ライオンズ対中日ドラゴンズ戦
中日 000 002 200 4
埼玉西武 011 100 000 3
主審:丹波 一塁:佐々木 二塁:白井、三塁:牧田
4月6日以来、久しぶりでYT氏と観戦す。
「これがプロの野球だぎゃー!」
というような試合でした。「流れ」というものがいかに重要か、それをつかむためにはどうすればいいのか、について、教科書みたいな試合だった、と思うです。
一応、流れを復習すると、ドラ先発の川上が本調子でなく、二回は3四球など、三回は4安打、四回は栗山のホームラン、で失点を重ねていくのですが、いずれも最小失点であるところがミソ。五回を三者凡退にとると、六回表にウッズの2ランであっという間に一点差になり、七回表には先発の岸が一死三塁を残して降板、そのあと立浪の犠飛で同点、二死から荒木が四球で出て、続く井端の中前(といっても左中間の深いところ)二塁打で荒木がホームイン。これが決勝点。七回裏は川上が三者凡退にとってガッツポーズして、八回・吉見、九回・生き神さま(←ニンゲンとしての名前は岩瀬)が出てきた。生き神さまは失策のランナーを背負ったが無失点で試合終了したがや。
ドラゴンズのマスコットのドアラを見た。前回みたのは六年ぐらい前だと思うので(中のひとも違い)、ほぼはじめて見たようなものと思う。こいつ、オモシロいです。これは高く評価されるはずだ、と思ったです。
今月は11試合。もっと観たいのですが。 次へ