「なんでイヌがコーヒー飲んでるような非写実的な絵を描くのかね?」「わが一族はみな貧窮し、かつ年老いて孤独なのでまともな判断ができないのだ」
補陀落方面から、追い返されてきました(涙)。しかし出勤はしないぞー。
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貧乏で老いて窮乏しているので、静かにしていようと思うのですが、
貧不能享客而好客。
貧にして客を享するあたわずして、客を好むあり。
貧乏でお客人を饗応することなどできない。なのに、お客人を饗応することが大好きな人がいる。
老不能殉世而好維世。
老いて世に殉ずるあたわずして、世に維(つな)がるを好むあり。
年老いてもう世の中のために生命を捧げることなどできそうもない。なのに、世の中のことを論ずるのが大好きな人がいる。
窮不能買書而好奇書。
窮して書を買うあたわずして、奇書を好むあり。
窮乏して書物を買うことなどできない。なのに、珍しい書物が大好きな人もいる。
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「酔古堂剣掃」巻四より。同じ一人のひとが上の三つを兼ね備えていてはどうしようもないので、もしどれか一つだけ選ばねばならないとすれば、どれにしますか。