平成29年6月13日(火)  目次へ  前回に戻る

怠慢第一、安全第二、速度・正確性無視のぶた電鉄。これに乗って郷里のブタが丘に帰ってしまおう・・・。

わーい、やっと火曜日。明日からまだ三日もあるよ。

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「いよいよ耐えられないので、ほんとに失踪して消えることにいたちまーちゅ」

と宣言したところ、知り合いが送別に詩を作ってくれました。

布衣三十上書回、 布衣三十にして上書も回り、

揮手東華事可哀。 手を東華に揮う、事哀れむべし。

無職のままで三十歳を過ぎ、献策のためにたてまつった上書も返されてきたので、おまえは郷里に帰るという。

東華門のところで手を握りあったが、それを振りほどいておまえは行ってしまった。なんともかなしいことではないか。

「東華」は@中華に対する東華で朝鮮の雅名、A宮城の東側の門の呼称、B仙界の呼称の一つ、といった使われ方をする語です。@は論外、Bだと意味をなさなくなるので、Aと解しました。「揮手」は「手を揮(ふる)う」、「手を振る」のではなく、握りあっていた手を離す、という意で「別離」を表わすコトバです。

新しい人生に歩み出したおまえの後ろ姿に、おれは言おう。

且買青山且鼾臥、 しばらく青山を買い、しばらく鼾臥(けんが)して、

料無富貴逼人来。 料りて富貴の人に逼り来たるを無からしめよ。

 とりあえず山でも買ってそこに住み、「ぶうすか」といびきをかいて寝転んでいろ。

 財産とか地位とかがおまえに迫って来ないように、うまくやってくれ。

「わかりまちたー。うまくやりますよー」

とおいらは言いまして、手を振って去って行ったのであった。

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清・定盦・自珍「送南帰者」(南に帰る者を送る)

睡眠時無呼吸症なので「ぶう・・・すか」といびきもかくんです。

 

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