この数日、これまで無かったような頭痛で苦しんでおります。もしかして重大な状態になっているのかも知れません。あとはどれぐらい元気でいられるのか・・・
・・・という未来への不安、あるいは恐怖に打ち克つためには、コドモになってしまうのが一番である。
えーい! ぼよよよ〜ん。
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コドモになりまちたー。
一昨日に触れましたネズミの王国のことでちゅう。ちゅう。ちゅう。ちゅう。
千葉ではなく西域にあるというネズミの王国では、
鼠之大者如狗、中者如兎、小者如常。
鼠の大なるものは狗の如く、中なるものは兎の如く、小さきものは常の如し。
大きいネズミはイヌぐらいあるのである。中程度のでウサギぐらい。一番小さいのがふつうのネズミぐらいの大きさなのだ。
大鼠頭悉已白、然帯金環枷。
大鼠の頭はことごとく已に白く、しかして金環の枷を帯ぶ。
大きいネズミたちは、頭がもう白くなっているが、そこに金の輪っかが嵌っているのである。
孫悟空の頭にはまっているような金の環である。
西域を往来する商人たちは、このネズミ王国を通過する前に、ネズミさまへの祈りと捧げものを献じなければならない。そうでなければネズミたちは、
囓人衣裳也。
人の衣裳を囓る。
人間の着ているものを齧るのである。
セパレーツの上が「衣」で、下が「裳」である。
もちろん、着ているものを齧って、それで足りなければ人間そのものを食うのだ。
特に仏僧に祈ってもらうといいらしい。
釈道安昔至西方、親見如此。
釈道安、昔西方に至りて、親しくかくの如きを見る。
僧・道安がむかし西域にお経を入手するために旅したとき、みずからこの国を見たのであるという。
なお、
鼠得死人目睛則為王。
鼠、死人の目睛を得れば王と為る。
人間の目の玉を入手したネズミが王となれるのである。
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宋・劉敬叔「異苑」巻三より。
うちょだー。○ッキーたんたちはそんなことちないよー! ・・・・なんていいコのふりしてみたりして。うっしっし。
明日は頭痛が治るといいのでちゅが。