肝冷斎観タマ記25−11(平成25年11月2日〜)  表紙へ戻る  観タマ記25−10に戻る

←やきうもっと観たいよ〜。
平成25年11月2日(土)  表紙へ     
1230(1406)〜1420  静岡草薙球場
第三回女子野球ジャパンカップ アサヒトラスト対フローラ戦
フローラ    204 001     7
アサヒトラスト   001 000     1  (6回時間切れコールド)
PF 不明  1B 不明  2B 不明  3B 不明

静岡草薙球場に来ました。例の沢村・ベーブルースの試合(はあちこちで行われましたが、ここでの試合だけは沢村が1点に抑えた)で有名ですね。だいたいメジャーと試合したのはジャイアンツではなく日本選抜ですから、みなさん間違わないでね。いわゆる日本野球の「読売史観」を押し付けるために、これでもかこれでもかと「この球場で巨人軍のエース(となった)沢村がメジャー相手に快投した」ことが繰り返されますが、沢村はこの段階ではジャイアンツとは何の関係も無い上にほかの球場ではボコスカだし、この日のスターティングメンバーには捕手の久慈、内野には苅田、外野には二出川などのビッグネームがあることを思うだけで、読売巨人軍(笑)の色がずいぶん薄まりますでしょう。
←足を挙げている沢村投手の像・富士山を象ったパネル・右の方に小さくなっているがベーブルース像(左打者)
・・・という遠い時代のことはともかくとしまして、わたくしどもは野球乞食です。なんでもいいから野球が観たい、という妄心已みがたく、この静岡まで「ハアハア」と息を弾ませながらオンナのコの野球を観に来ました。
アサヒトラストはクラブチーム最強だそうですが、投手の有坂、一塁の鈴木などすばらしい「恵体」(要するにでかい)の選手でした。すばらしい。
←草薙球場。開放感があっていい球場である。

1503〜1638  静岡草薙球場
第三回女子野球ジャパンカップ 尚美学園大学対ディオーネ戦
ディオーネ   040 202     8
尚美学園大  001 000     1 (6回得点差によりコールド)
PF 不明  1B 池田  2B 窪塚? 3B 松本

いやー、やっぱりプロは強いなあ。内外野の守備のレベルが大いに違っておりますね。
ディオーネ宮原投手、先週も2試合に先発していましたが今日も完投の御雄姿。たいへんダイナミックな美しいフォームで惚れ惚れしますでございますよ。
いつまでも野球観続けたい・・・のですが、五回あたりから照明が点き、秋の日は我が人生のごとく暮れなずみ、試合終了。

平成25年11月4日(月)  表紙へ     
1400(1405)〜1517  静岡草薙球場
第三回女子野球ジャパンカップ アストライア対埼玉栄高校戦
埼玉栄高    000 0      0
アストライア  084 X     12  (4回得点差によりコールド)
PF 不明  1B 不明  2B 不明  3B 不明
←風爽々たり。野球の国に秋が来たのだ。
14時から決勝戦―――のはずだったので今日も若い女を追いかけて静岡草薙球場へ。実際には朝方の風雨で試合開始が遅れ、本日9時半開始予定だった準決勝第一試合が14時開始になったもの。(一瞬、高校生が決勝に進出したのか、と目を疑いましたが、そんなことはありませんでした)
アストライアは渚が先発だぜ、サウスポーの髪の長いちっちゃい子で、フォームは意外なぐらいにでかい。最速で100キロに届かないぐらいの球と、ずっと遅い球を投げるのですが、なかなかつかまらない不思議な投手である。
あっという間に大差がついて、四回コールドになりました。高校生相手にここまでやらなくても・・・な感じ。
←ずっと野球見て生きていきたいよう。

1657〜1840  静岡草薙球場
第三回女子野球ジャパンカップ ディオーネ対フローラ戦
フローラ    300 000 0     3
ディオーネ  401 100 X     6 
PF 菱井  1B 松本  2B 富井  3B 永見
←フローラちゃん。

第一試合終了後に富士宮やきそばを食っていたら一天にわかに掻き曇って激しい風雨となった。
30〜40分であがりましたがグランド整備等もあって第二試合まで一時間半ぐらいあったのでヒマでした。試合は指名代打に入った宮原の四安打などディオーネがぼこ打ちで12安打。フローラも10安打したが及ばず。内野のファインプレー、併殺、ライトゴロなど守備に見どころが多かった。ディオーネの早田・厚ケ瀬の三遊間、フローラの大型ショート中村香、ライトの中村茜とか、からだがよく動き、すばらしいです。
19時過ぎから決勝戦だが、もう東京へ帰ってこれなくなりそうなので見捨てて帰ってきました。ネットで確認すると8−1でディオーネが勢いに乗って勝っちゃったみたいですね。宮原投手が完投なさった模様。
←富士宮やきそばを食って飢えをしのぐ。第二試合終わったので、帰らせていただく。
平成25年11月9日(土)  表紙へ     
1200(1205)〜1333  埼玉県営大宮球場
日本女子プロ野球ティアラカップ女王決定戦 アストライア対フローラ戦
フローラ     000 000 0     0
アストライア  241 200 X     9  
PF 池田  1B 永見  2B 富井  3B 菱田

一年間やってきたティアラカップの優勝数一位チーム(アストライア)と二位チームの女王決定戦(先に二勝したチームの勝ち。ただし一位チームに一勝のアドバンテージあり)。上記のような結果でアストライアさんが女王に決定、とのこと。試合終了後にいつも各チームの女の子が踊っているのが、実は球団歌だと知って目からウロコが落ちました。
アストライアのエース大田をはじめてみた。5回無失点。緩急が大きいのでなかなか打てないみたいである。
女子野球の日程もこれで終了。
日本代表が臺灣へ行ってますし、アジアリーグが韓国であるが、肝冷斎は日本政府により海外に行くのを許されておりませんから、行けません。
明日は静岡草薙でNPBのトライアウトがあるが雨だろう。こちらも所用があって静岡までは行けまへん。
いよいよ野球乞食も終了か。

平成25年11月16日(土)  表紙へ    
久しぶりで野球史博物館へ。「読売史観」の殿堂ですから普段は近づかないようにしているのですが、「伝説の名投手たち」展が開かれているので観に行った。多くの大投手たちの記念品の中に混じって、片隅にE夏氏の100セーブの記念ボールがそっと置かれていた。
―――小川や池永の記憶は徹底的に消してありましたが、E夏氏はぎりぎり許容されているのですなあ。
とわしは一人呟いていた。
なお、プロ野球史のコーナーでは長嶋サン天覧試合ホームランのフィルムが繰り返し流されているので、目を皿のようにして見入ったが、たしかにファウルではなくホームランのようですね。しかしポールの下には堂堂と「90m」の表記。フェンスの高さを乗せる日本式表記と思われるので、実際は85mぐらいであろう。
女子野球コーナーには小西美選手の女史プロ野球の初ホームラン(2011)のボールが飾られておった。関西の球場だが両翼91mとのこと。長嶋さんのころよりでかい球場なんですね。

1402(1428)〜1636  明治神宮外苑野球場
第四十四回明治神宮野球大会一回戦
近畿大学工学部   000 020 000   2
上武大学       000 000 000   0  
PF 中西  1B 鈴木隆  2B 小林  3B 寺尾

東京ドーム内の野球史博物館から、途中でカレー丼・そばセットを食って神宮球場に向かいまして、秋の最後の野球出し物・神宮大会を観戦に。上武大の応援の「おとこ、おとこ、おとこが吠える〜」「ごっついバットを振り回し〜」など可笑しかった。
九回表から点灯。日が沈んでくると寒くてたまらん。天ぷらそばを17時ごろ食ってしまう。ついでにポテトフライも食ってしまう。

1709〜1921  明治神宮外苑野球場
第四十四回明治神宮野球大会一回戦
中部学院大学  000 000 000 5   5
関西学院大学  000 000 000 0   0  
PF 菊地  1B 新田  2B 宇佐美  3B 岩崎

関西学院二年の宇都宮は今大会屈指の好投手、といいますか、「絶対的エース」として関学初出場(村山さんのころにはまだ神宮大会無かったからね)の立役者だそうですが、すばらしい投手であった。とにかく関学は打たないし、守りも「むむう」と唸ってしまうようなプレーが多いのですが、宇都宮はピンチになるとギアが入るようで二回無死二塁、三回二死一三塁(←これは打者の守備妨害でスリーアウトだったが)、四回一死満塁をすべてしのいだ。ただしこの間にどんどん投球数が増えて行った・・・。
中部学院も初出場、こちらの立役者は四年のエース東谷(←アマチュアファンには「花咲徳栄の東谷(あずまや)」というほうが通るのであろう)もすばらしい投球。ほれぼれした。
十回からはタイブレークで一死満塁から開始。さすがに疲れも出たか、宇都宮は二連打で二失点、さらに上西の3ランを食らって5失点。東谷はずいぶん楽になったが、十回裏も一死満塁からスタート、代打徳山の打球は、ああ無情にも二直、二走も還れず併殺となりたり。
ということで終了。学生野球らしいレベルのステキな投手戦でした。最近感情が無くなってきているわたしでさえ、「おお」と嘆息するほどの充足度である。関学のOBらしいのがだいぶ来てて関西弁でしゃべってはったのがちょっとウザかったけど。
帰り道、外苑前の駅に着く前に、寒くて札幌やの濃厚白みそラーメンを食ってしまう。苦しい。

平成25年11月17日(日)  表紙へ    
1358(1615)〜1649  明治神宮外苑野球場
第四十四回明治神宮野球大会二回戦
道都大学  000 001 000   1
明治大学  002 200 00X   4 
PF 不明  1B 不明  2B 不明  3B 不明

北海道二連盟代表の道都がそこそこがんばってましたが負けた。明治の応援、ふう↑ふう↓言って騒がしかった。

1721〜1949  明治神宮外苑野球場
第四十四回明治神宮野球大会二回戦
亜細亜大学    001 113 01    7
八戸学院大学  000 000 00    0   (規定により八回コールド)
PF 不明  1B 不明  2B 不明  3B 不明

亜細亜の投手・九里(広島)、捕手・嶺井(千葉)の二人のドラフト指名選手が観たくて行きました。九里も嶺井もすばらしかったが、八回を三者三振で切ってとった山崎(3年)、一番打者の藤岡(2年)もすばらしかった。亜大は声もでかいし、いい教育しとるなあ、と思います。
東北福祉と富士大やぶって出てきた八戸もいいチームだがこの相手では点が入らないからしようがない。
←冷え込んでまいりました。
←投手・九里、捕手・嶺井。

これで今年の観タマは正真正銘おしまいである。

来年